CEDEC AWARDS

エンジニアリング部門

ゲームエンジンの民主化を更に推進

「Unreal Engine 4」 開発チーム (Epic Games)

授賞理由

ハードウェアとソフトウェアのバランスを上手に取りつつ、ゲーム開発者が力を発揮しやすいプラットフォームを構築。 従来のハードウェア・プラットフォームよりも開発中の情報が積極的にシェアされてきた点を評価。

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ビジュアル・アーツ部門

3DCGゲーム開発黎明期から多くのアーティストを支え続けた陰の立役者

「SOFTIMAGE」 開発チーム(Autodesk)

授賞理由

3Dゲーム開発黎明期から現在に至るまで数多くの作品、アーティストを生み出し続けている3Dコンピュータグラフィックスの制作用ソフトウェア。その存在はアーティストにとって、苦楽を共にした相棒のように大きく、今もなお新たな作品、アーティストを生み出し続けている。ゲーム業界の発展に貢献した功績は大きい。

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ゲームデザイン部門

擬人化・女性化という手法を艦船に応用したコンセプトワーク

「艦隊これくしょん」 開発チーム(株式会社DMM.com/株式会社角川ゲームス)

授賞理由

ミリタリーという分野でも特に擬人化、女性化が難しいと思われる艦船を、その特徴的な部分をキャラクターに残し、広く受け入れられるコンテンツに昇華させた点を評価。

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サウンド部門

ファンとの交流を通じてゲーム音楽を文化に昇格させるための積極的取組み

坂本 英城 氏(株式会社ノイジークローク)

授賞理由

「討鬼伝」など評判の高い自らの音楽制作はもちろん、2日におよぶゲーム音楽イベント「沖縄ゲームタクト2014」の企画、ゲームコンポーザーによるトーク&ライブの配信、「世界で一番長いゲーム用書き下ろし楽曲」としてギネス世界記録認定など話題作りやファンサービスを通じて、ゲーム音楽を文化に昇格させるための積極的取組みを評価。

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ネットワーク部門

PS4のユーザー自身による体験の配信と共有手段

「PS4 Share」 開発・運営チーム(株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント)

授賞理由

ユーザーのゲーム体験を自由に共有できる手段を、権利的にクリアな形でプラットフォームが提供したことを高く評価。観るだけでなく、参加する形の共有ができることへの将来性に期待。

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特別賞

すぎやまこういち氏

すぎやまこういち氏

授賞理由

国民的RPG「ドラゴンクエスト」シリーズの作曲家であるすぎやま氏は、同作品をはじめとする数々のゲーム音楽の楽曲制作および演奏活動に携わってきました。音源の性能に頼らなくとも純粋に譜面の力でプレイヤーを魅了できることを証明し、今日のゲーム音楽発展の礎を築きました。また、すぎやま氏自らがタクトを振るう交響組曲「ドラゴンクエスト」のフルオーケストラコンサート開催など、ゲームユーザーに留まらない幅広い層の支持を受け続けています。

すぎやまこういちプロフィール

東京生まれ。高等学校在学中より作品を書き始める。
東京大学を卒業後、文化放送を経てフジテレビに入社し、ディレクターとして「ザ・ヒットパレード」などの番組を手掛け、同時に作曲家としての活動も始めた。
「亜麻色の髪の乙女」「花の首飾り」「恋のフーガ」「学生街の喫茶店」など多くのヒット曲、CM、アニメ、映画音楽、純音楽、東京・中山競馬場の発走のファンファーレなど幅広いジャンルの音楽を手掛けている。
人気ゲームソフト「ドラゴンクエスト」の音楽を発売以来担当。青少年のオーケストラ入門になればと、オーケストラによる交響組曲「ドラゴンクエスト」のコンサートを各地で行っている。
交響組曲「ドラゴンクエスト」のシリーズは、東京都交響楽団、NHK交響楽団そしてロンドン・フィルハーモニー管弦楽団によっても録音され、SUGIレーベル/キングレコードから発売されている。

HP: すぎやまこういちの世界 http://sugimania.com


著述賞

Mobageを支える技術 ~ソーシャルゲームの舞台裏~

株式会社ディー・エヌ・エー
執筆担当:小野篤司、城戸忠之、小林篤、渋川喜規、嶋田裕二、武部雄一、立花啓、濱田晃一、藤井正義、松信嘉範、山口徹(敬称略)

Mobageを支える技術 ~ソーシャルゲームの舞台裏~

授賞理由

ソーシャルゲーム開発においては、フロントエンドからバックエンドまで、広く深い知識が求められます。本書では、これら各領域の開発・運用テクニックを網羅的に解説しています。初心者は技術を俯瞰的に把握でき、経験者は再検討に役立てることができる充実した内容となっています。