ビジュアル・アーツ
『龍が如く 維新!』制作事例:進化し続けるイベント制作の運用手法とクロスへの新しい挑戦
- 日時
- 9月4日(木) 16:30~17:30
- 形式
- レギュラーセッション
受講スキル | スケジュール、コスト、クオリティ管理を行っている方にご興味を持って頂けると思います。特に、コストを見積もったはずなのにオーバーワークになってしまうという方必見です。3DCGゲーム開発の知識。3DCGゲーム開発への興味。映像を多く使用してお話させていただく予定です。 |
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受講者が得られるであろう知見 | モーション製作以降のイベントシーン作業コストや、作業内容の割り振り、スケジュール中の作業ピークのタイミング、製作作業以外にかかるコスト等々、大規模ゲームのワークフロー管理ノウハウ。生産性を大きく上げるための考え方。技術開発のコンセプト策定手法。『龍が如く 維新!』で行われたクロスの検証内容、Setupなど。人間の思考や感情をも考慮に入れた効率アップの方法論。 |
セッションの内容
前半は『龍が如く』シリーズの売りの一つであるハイエンドで、膨大なカットシーンの製作をわずか10ヶ月で完成させる脅威のワークフローを、スケジュール感、クオリティ管理方法、コストに関する流れを交えながら、時系列に沿って皆様に体感して頂ければと存じます。特に、デザイン班、サウンド班など他パートとすべてが同時進行する製作手法や、モーション作成後に重要なライティングとポストエフェクト作業等で苦戦した点ついてご参考になれば幸いです。後半は、歴史物ということで大量に発生した羽織(ハオリ)や袴(ハカマ)などの揺れモノ開発作業について、Setup等々含めご紹介させて頂きます。当初の試算では6年かかる作業を、いかにして期間内に収めたか、急遽オリジナルに開発したクロスシミュレータがドラマティックな剣劇シーンでどのように効果を発揮したか、など盛り沢山であっという間のセッションになると思います。お楽しみに!
講師プロフィール
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工藤 裕一
株式会社セガ
第一CS研究開発部
チームマネージャー
某企業の中央研究所からセガへ。日経産業新聞の1面に掲載されたMagicalVEngineの開発者。国内、海外のテーマパークの開発、アトラクション開発、ゲーム、技術を創ったりしてきた。利益の源泉はカルチャーだと思っている創業者マニア。現在は、龍が如く、ファンタシースター、WCCF等々全社的に採用されているMagical VEngine、Drama Scannerの開発、ゲーム開発、海外協力スタジオの発掘等々に従事している。『龍が如く 維新!』では、全く新しいアーキテクチャのクロスエンジンと超高速なワークフローを構築し、当初6年かかると思われた開発作業を6カ月に短縮した。生産性向上のプロフェッショナルでもある。
《講師からのメッセージ》
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斉藤 裕司
株式会社セガ
第一CS研究開発部
イベント製作チーフ
ジェットセットラジオフューチャー、龍が如くシリーズ、バイナリードメインを担当
最新作では、龍が如く維新!のイベント制作チーフを担当
http://ryu-ga-gotoku.com/ishin/《講師からのメッセージ》
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坂本 吉紀
株式会社セガ
第一CS研究開発部
リードプログラマ
企画アシスタントとして、この業界に参加し、エンジニアとして(株)セガへ転職。
3ds Max, Maya, SofImageのプラグイン開発、シェーダの開発、Magical VEngine、Drama Scannerの開発を担当。《講師からのメッセージ》
共同研究・開発者
氏名 中村 和憲
氏名 (Name in Eng) Kazunori Nakamura
所属 (Company) 株式会社セガ
部署 第一CS研究開発部
職種 リードプログラマ