サウンド
「リアル」なゲームサウンドの追求-空間音響学へのいざない
- 日時
- 9月4日(木) 16:30~17:00
- 形式
- ショートセッション
受講スキル | ・実時間デジタル信号処理の知見があるオーディオプログラマ |
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受講者が得られるであろう知見 | ・空間音響学の概要と、研究テーマの分類、近年の研究事例 |
セッションの内容
空間音響学とは、音の空間的性質(方向や距離など)をヒトが知覚するメカニズムを研究する学問である。
「ゲーム的にリアル」なサウンド演出に寄与するため、空間音響学における研究事例を紹介する。
この分野は、音の空間的性質を保ったまま録音・再生する技術や、仮想空間における音波の伝搬をシミュレートする技術など、「物理的にリアル」なサウンドを追求している。
これらの知見を応用することで、音が耳元で鳴っているように聞かせたり、障害物で遮られた音の演出を改善したり、空間形状に合わせたリバーブパラメータの自動生成を実現できるだろう。
この分野の研究事例をおおまかに分類し、目的や概要を解説する。
講師プロフィール
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吉高弘俊
株式会社CRI・ミドルウェア
第1事業ユニット
エンジニア
・三重大学工学部情報工学科で、立体音響や音場シミュレーション技術を研究。
・2013年に、株式会社CRI・ミドルウェアに入社。
・自社の音声再生ミドルウェアをゲームエンジンに統合する業務にあたる。
大学在学中に、立体音響の「物理的にリアル」な音に魅せられてしまいました。
計算リソースや再生環境に制約があるゲームで、よりリアルな音を実現する方法を模索しています。《講師からのメッセージ》