ゲームデザイン

ゲームデザイン

公募 GD  

脱「プランナー」〜ゲームデザイナーの仕事〜

日時 
9月2日(火) 17:50~18:50
形式 
レギュラーセッション
受講スキル

自分のゲームを作りたいという意志
自社のプランナーをゲームデザイナーに育てたいという良心

受講者が得られるであろう知見

ゲームデザイナーとしてのスキルアップ、キャリアアップの方法
ゲームデザイナー視点のプロジェクトマネジメント、リスクマネジメント
プロジェクトにおいてゲームデザイナーの能力を引き出す方法
会社におけるゲームデザイナーの育成方法

セッションの内容

講演者が「バーコードフットボーラー」(サイバード)で達成したAppStoreトップセールスランキング4位(香港では常に1位)という成果は、一般的なゲーム会社の「プランナー」の役割を廃し、ゲームデザインの専門家としての役割に特化した講演者の仕事スタイルの成果と考えている。現状多くのゲーム会社ではプランナーのキャリアのゴールをディレクター、プロデューサーとし、リードゲームデザイナーのポジションに重きを置いてない。本講演では、プランナーとしてキャリアをスタートさせた講演者がゲームデザインのスキルを身につけて行った過程、ゲームデザイナーとして仕事ができるようになった過程を紹介するとともに、ゲーム会社におけるプランナーという役割の問題点まで言及し、ゲームデザイナーの育成方法についても提言する。

第一部 講演者のキャリア、スキルアップの過程
第二部 「バーコードフットボーラー」「ファイナルファンタジー アギト」における講演者の仕事スタイルの紹介
第三部 「プランナー問題」

※ゲームデザイン論の講義ではありません
※「バーコードフットボーラー」や「ファイナルファンタジー アギト」の個別のゲームデザイン事例の成功・失敗の話よりもプロジェクト内での動き方の話をします
※講演終了後にスライド資料等を公開する予定はありません

講師プロフィール

  • 下田賢佑

    下田賢佑

    株式会社degG

    ゲームデザイナー

    2005年にスクウェア・エニックスに入社。ファイナルファンタジー11の開発チームでスクリプトを用いたゲームデザインとイタレーション開発を学ぶ。2008年にコーエーでオンラインゲームの運営を経験後、2009年に独立。2011年からUnity3Dによるゲーム開発に注力。2012年末にサイバードよりリリースされた「バーコードフットボーラー」ではリードゲームデザイナーとして開発に参加し、App Storeトップセールスランキングで4位を獲得。(香港のApp Storeでは常に1位)2014年5月にスクウェア・エニックスよりリリースされた「ファイナルファンタジー アギト」では共同ゲームデザイナーとして初期開発に参加。現在は「バーコードフットボーラー」のアップデート開発やその他Unity3Dによる開発案件のコンサルティングを行う傍ら、独立時からの念願であったオリジナルゲームの開発を進行中。

    仕事以外に夢中になってるのは音楽。10月のMANOWAR来日公演を楽しみにしている。
    Twitter : kensukeShimoda
    Blog : http://gdeg.jp/

    《講師からのメッセージ》

    CEDECに初めて登壇したのは独立直後の2009年の事です。その後、ポスター展示やインタラクティブセッション等、2011年まで連続して講演者・発表者側として参加していましたが、「自分の作ったゲーム」について話していない事、ゲーム開発に集中できていない事に自ら疑問を感じたため、しばらく参加をやめていました。その間に「バーコードフットボーラー」そして「ファイナルファンタジー アギト」とゲームデザイナーとして経験と実績を積む機会に恵まれた事、そしてこれから念願だったオリジナルゲームの開発を進めるにあたり、多くの人と交流する必要性を感じた事から、再び講演者として参加する事にしました。今回の講演は終了後にスライド等を公開する予定はありませんので、興味のある方は是非聞きに来てくださると幸いです。これを書いている時点で約束できないのですが、もしかしたらオリジナルゲームも見せられるかもしれません。