ゲームデザイン
Imagination Technologies PowerVR Graphics
- 日時
- 9月4日(木) 16:30~17:30
- 形式
- レギュラーセッション
受講スキル | セクション1:少なくとも1種類の3DグラフィックスAPI(DirectX、OpenGLなど)のパイプラインに関する基本的な理解があり、単純な3Dレンダリング技法に精通していること。 |
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受講者が得られるであろう知見 | セクション1:PowerVRのメリットを理解し、より美しく効率的なモバイルデバイス向け3Dグラフィックスアプリケーションを書けるようになること。 |
セッションの内容
セクション1: 目を見張る最新ゲームの根幹にあるもの-それは PowerVRグラフィックスアーキテクチャ
セクション2: デバッグツールでモバイルゲームを仕上げよう- PowerVR Graphics SDK - PVRTune、PVRTrace、PVR Monitor、PVRScopeなど
セクション1では、現在発売されている代表的ないくつかのモバイル製品で採用され、根幹で支えるイマジネーションテクノロジーズのハードウェアアーキテクチャについて詳しく説明します。タイルベース遅延レンダリング(TBDR)、独自開発のPVRテクスチャ圧縮、ユーザーエクスペリエンスを向上させる電力最適化テクニックなど、アーキテクチャ上のユニークな機能に注目します。さらに、モバイルデバイス上でリアルタイムレイトレーシングを実現するPowerVRレイトレーシングテクノロジーも紹介します。高度なモバイルゲーミングの世界で次にくるものを想像してみませんか。
セクション2では、イマジネーションテクノロジーズのパフォーマンス解析およびデバッグユーティリティの概要を説明し、それぞれのツールが開発者にもたらす恩恵について解説します。PVRTuneやPVRTraceなどの主要なツールを中心に、ボトルネックやOpenGL ES APIの誤った使い方をすばやく特定するための最重要機能をひととおり説明します。また、ターゲットデバイスに直接接続し、PowerVRユーティリティでアプリケーションのパフォーマンスデータをキャプチャして解析する方法についても説明します。さらに、PVRMonitorの紹介も行います。このツールは、おおまかなデバッグ情報を与えてくれるシンプルなAndroidベースユーティリティーですが、パフォーマンスのボトルネックをすぐに特定するのに役立ちます。
講師プロフィール
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小川 晴彦
Imagination Technologies
Customer Product Manager
東京工業大学卒。
半導体企業にてGPU設計に携わる。また米国にてCell Processor開発プロジェクトに参加。
2008年よりImagination Technologies。2011年CEDECパネルディスカッション「ゲーム開発マニアックス(グラフィックス編)」にパネラーとして参加。《講師からのメッセージ》
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伊藤 正
StudioSolutions, Ltd.
取締役社長
NECとImaginationTechnologies(当時はVideoLogic社)のPowerVRプロジェクトに参加し国内ゲーム関連会社へのデモやサポート、某ゲーム開発会社でPlayStation2用ミドルウェアのディレクターとして開発及び国内外のゲーム関連会社へデモ、Microsoft(日本)でXbox(初代)リリース時の1stパーティにて技術サポートチームマネージャーなどを経て現職。
昨年よりPowerVRWizard(RayTracing)シリーズに関わるデモやサポートを担当。《講師からのメッセージ》