エンジニアリング
Androidで安定した動作を行うためのレンダリングエンジン設計、及び低消費電力化の必要性と測定機材について
- 日時
- 9月2日(火) 16:30~17:30
- 形式
- レギュラーセッション
受講スキル | AndroidでOpenGL ESを使ったゲーム/アプリの開発経験 |
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受講者が得られるであろう知見 | ・OpenGL ESアプリをAndroidで安定的に動かすための設計指針 |
セッションの内容
昨今のAndroidは多くの端末、バージョンの差異、GPUの差異があり、OpenGL ESを用いたアプリを安定して動作させることが難しくなっています。
開発者はゲーム以外にも広告等のSDKを組み込み、制御する必要がありますが、標準的な開発言語がJavaであることとゲーム側のコードがC++であることに起因した設計の複雑性が開発を困難にしています。
本セッションではOpenGL ESを用いたアプリを安定動作させるための設計方針と開発手法について解説します。
またスマートフォンにおいて、ゲームだからと消費電力を無視することは出来ません。測定機材を用いて、エンジン設計やレンダリング方法によって消費電力がどのように変化するのかを解説します。
講師プロフィール
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山下武志
株式会社トップゲート
ソリューション事業部
OpenGL ESエンジニア
2010年までdoja/BREW等のフィーチャーフォン向けゲーム開発に携わる。Androidアプリ開発に興味を持ち、現在のTOPGATE社へ入社。
通常のAndroidアプリの他、OpenGL ES1.1/2.0を使ったアプリ開発に積極的に携わる。
執筆した書籍に「初めてのOpenGL ES(オライリー・ジャパン)」「マルチプラットフォームのためのOpenGL ES入門シリーズ(カットシステム)」等がある。《講師からのメッセージ》
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安川貴志
合同会社ディーワード
代表社員
印刷工場のネットワーク設計から、出版社系ECサイト管理などを経て、PC向けのゲーム開発に転向し現在に至る。
最近では、ソーシャルゲームのHA構築及びリアルイベントとの連携企画、アーケード向け格闘ゲームのエンジン・ツール類の開発や、出版社向けHTML5アプリを開発しています。
NFC Labのメンバーとしてハッカソンなどを開催しています。また、Android Bazaar and Conferenceでは、NFCをテーマ―としてLTを行いました。《講師からのメッセージ》