エンジニアリング
PlayStation®4のGPGPUを活用した剛体シミュレーション最適化事例
- 日時
- 9月2日(火) 16:30~17:30
- 形式
- レギュラーセッション
受講スキル | GPGPUプログラミングについての知識 |
---|---|
受講者が得られるであろう知見 | 剛体シミュレーションのGPGPU最適化テクニック |
セッションの内容
最近のゲームに使用されている実用レベルの剛体シミュレーションには、演算を高速化するための様々なアルゴリズムが活用されています。しかし、そのほとんどは本来シングルスレッド動作を前提としており、GPUのような高い並列度によって効果を発揮するようなハードウェア上では、そのまま走らせることは困難です。本セッションでは、剛体シミュレーションのGPU最適化の実例を通して、GPUを効果的に活用するための手法を紹介します。
講師プロフィール
-
石川 仁
Sony Computer Entertainment Inc.
Worldwide Studios JAPAN Studio Internal Development Dept.Development Dept.
Engineer
株式会社ソニー木原研究所でGPU関連の技術開発に従事しました。その後スタジオでタイトル製作に近い立場から、GPUを用いて各種処理を高速化する方法を考えています。
《講師からのメッセージ》
-
松生 裕史
Sony Computer Entertainment Inc.
PS Product Division Software Design Division BS Development Dept.
Engineer
主に、内製物理シミュレーションライブラリの開発とゲーム制作のサポート業務に従事しています。過去、CEDECでは2009年に「ゲーム物理の扱い方」、2013年は「コリジョン抜けを防ぐための衝突検出テクニック」の講演を担当しました。書籍は「Game Physics Pearls」(A K Peters Ltd.)の第3章、「ゲーム制作者のための物理シミュレーション 剛体編」(インプレスジャパン)の執筆を担当しました。
《講師からのメッセージ》
共同研究・開発者
吉田 弘一 Sony Computer Entertainment Inc.