エンジニアリング
モンテカルロレイトレーシングの基礎からOpenCLによる実装まで(実装編)
- 日時
- 9月3日(水) 11:20~12:20
- 形式
- レギュラーセッション
受講スキル | コンピュータ・グラフィックスの基礎知識 |
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受講者が得られるであろう知見 | GPUがどのようにコンピュートを実行するかの理解 |
セッションの内容
近年、ゲームグラフィックスにおいて大域照明の近似手法や物理ベースのレンダリングなどが盛んに研究開発され、ゲームに用いられるようになってきました。これらのアルゴリズムで解こうとしているのはレンダリング方程式であり、その解を求める有力な方法としてモンテカルロレイトレーシングがあります。レンダリング方程式の解を求める方法の仕組みを知っておくことは、リアルタイムの手法においてどのような近似をするべきかなどの決定をするのに役立ちます。本セッションは昨年のセッションである”モンテカルロレイトレーシングの基礎からOpenCLによる実装まで“の続編という位置づけになります。昨年のセッションでは理論に重点を置きましたが、本セッションでは実装に重点を置きます。GPUがどのようにOpenCL(コンピュート)のカーネルを実行するのかをGPUのアーキテクチャの説明を織り交ぜながら説明するところからはじめ、GPUの性能を引き出すためにはどのようにモンテカルロレイトレーシングのアルゴリズムをカーネルに落としていくかを説明します。基礎的な説明を終えたあと、空間分割データ構造、インスタンシング、ディスプレースメントマッピングなどの応用的なトピックの説明も行います。
昨年のプレゼンテーション http://www.slideshare.net/takahiroharada/introduction-to-monte-carlo-ray-tracing-cedec2013
講師プロフィール
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takahiro harada
Advanced Micro Devices, Inc.
Takahiro Harada is a researcher in AMD's office of the CTO where he is exploring the possibility of GPU computing, mainly focusing on application to physics simulation. Before joining AMD he engaged in research and development on real-time physics simulation on not only PC but also game consoles at Havok. Before coming to industry, he was in academics as an assistant professor at the university of Tokyo where he also earned his Ph.D. in engineering.
Publications
- GPU Pro 5
- GPU Pro 4
- ゲーム制作者のための物理シミュレーション 剛体編
- Computer Graphics Gems JP 2012
- Heterogeneous Computing With OpenCL
- Game Physics Pearls
- etc...