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団体招待 ENG  

[コラボ] IGDA 2 ゲームを作るだけじゃない! 謎解き型体験イベントとの相乗効果で新規市場を開拓しよう

日時 
9月2日(火) 16:30~17:30
形式 
レギュラーセッション
受講スキル

コンテンツホルダーのプロデューサー・ライセンス担当者・広報担当者
オフライン時のプレイヤー体験をともなうゲーム開発に興味のある方
体験型謎解きイベントのビジネスモデルや制作過程に興味のある方

受講者が得られるであろう知見

キャラクターや世界観を伴うコンテンツの新たな活用方法である「体験型謎解きイベント」の特徴を把握することで、ゲーム開発やマーケティングに活かせる
「体験型謎解きイベント」を実施する場合の費用感・スケジュール・制約条件・リスクなどが把握できる

セッションの内容

スマートフォンの普及を契機に、1つのコンテンツに対してデバイスを使い分ける、重層的なゲーム体験が進行しています。その波はオンラインとオフラインの行動が相互に影響し合い、新たな価値を創出する、いわゆるO2O(Online to Offline)マーケティングへと進化しています。
キャラクターや世界観を伴うゲーム的な体験をオフラインでユーザーに提供する「体験型謎解きイベント」はその一例です。コンテンツの中身と共に、ユーザーの消費行動をふまえた、より俯瞰的なユーザー体験の設計が求められているのです。
本パネルディスカッションでは「金田一少年の事件簿」「逆転裁判」「輪廻のラグランジェ」などコンテンツとタイアップした「謎解き型体験イベント」制作の最前線にいるクリエイターを集めて、ゲームクリエイターが知っておきたい最新事例や制作実務、メリットとデメリットなどについて共有します。

講師プロフィール

  • 竹内ゆうすけ

    竹内ゆうすけ

    IGDA日本

    SIG-ARG

    正世話人・IGDA日本監事

    NPO法人国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)幹事 兼 代替現実ゲーム部会(SIG-ARG)正世話人/ラ・シタデールLLC.代表/中小企業診断士
    東京大学教育学部を卒業後、アニメーション業界へ。その後スタートアップ期のベンチャー企業勤務を経て2009年に独立、同年ラ・シタデールLLC.を設立。
    現在はARG(代替現実ゲーム)をはじめとした体験型エンタテイメント全般の企画制作に携わるかたわら、中小企業診断士として企業を対象にした各種助成金の提案、地方自治体や商店街を対象にした体験型イベント実施のコーディネートなどの活動も行っている。

    《講師からのメッセージ》

    2013年から2014年にかけゲームやアニメーションと「体験型謎解きイベント」のコラボレーション例が増えてきています。
    これは、デジタルゲーム業界において1つのコンテンツに対してデバイスを使い分ける重層的なゲーム体験を提供しようとしている流れの延長として捉えることができるのではないかと考えています。
    作品のキャラクターや世界観をユーザーに楽しんでもらうチャネルの1つとして、現実世界でプレイヤーが頭と身体を動かしながら遊ぶ「体験型謎解きイベント」は位置づけられるようになってきています。
    私がこれまでに携わった事例やユーザーとして参加した事例を踏まえた上で、本パネルディスカッションを通じて「体験型謎解きイベント」を活用する際のメリットデメリットや、「体験型謎解きイベント」の制作期間・制作工程・予算など制作実務に必要な知識をお話できればと考えています。

  • 田中宏明

    田中宏明

    IGDA日本

    SIG-ARG

    副世話人

    代替現実ゲーム部会(SIG-ARG)副世話人/株式会社読売テレビエンタープライズ所属。
    1983年、千葉県生まれ。中央大学文学部を卒業後、株式会社フォアキャスト・コミュニケーションズ、株式会社エイデックを経て現職。現在は主に体験型謎解きイベント等の企画制作を行う。主な案件は「ハンズで謎解き大冒険!」「探偵パルコアラ謎解きゲーム」「ナゾドルの穴」「金田一少年の事件簿 リアル捜査&推理ゲーム」など。

    《講師からのメッセージ》

    近年人気の盛り上がりつつある「体験型謎解きイベント」ですが、なんでも実施すれば良いというわけではありません。
    その実施の方法や内容、ターゲット設定等を誤ると大失敗してしまう可能性もある、諸刃の剣という一面もあります。
    数十件の体験型謎解きイベントの制作を通して感じたメリット・デメリット、その効果等の実情をお話させていただければと思います。

  • 伊藤秀隆

    伊藤秀隆

    PK THEATER

    映画監督・舞台演出家

    2002年度文化庁在外芸術家研修としてジョージ・ルーカス監督を輩出したことでも知られる南カリフォルニア大学で映像を学び、
    ハリウッドを中心にインディペンデント映画を制作。帰国後、フジテレビ深夜ドラマ「劇団演技者」、「逃走中」「怪生伝」、劇場用映画「音楽人(桐谷美玲主演)」などジャンルに囚われず様々な映像を演出する映像ディレクターとして活躍。
    第9回「日本映画エンジェル大賞」などの受賞歴もある。映像以外にもサマーソニックなどのライブ、舞台演出などエンターテイメント作品の演出やプロデュース活動を行っている。
    2012年よりPKシアターとして「逆転裁判」「サイレントヒル」「サイコパス」など様々なコンテンツとのタイアップした、体感型ライブエンターテインメントをプロデュースしている。

    《講師からのメッセージ》

    今まで映画、テレビ、演劇、そして体感型ゲームという様々なジャンルを思いつくままにやってきました。その中で常に感じているのは、もはやエンターテインメントをジャンル分けすることに意味はなく、1つの面白いアイデアがあればその可能性を
    どんどん広げていく。そのコンテンツのファンの方々には、より深くその世界に入って頂ければより面白くなるのではないか?と思っています。また、その広がった先が現実の場所で、ファン同士の有機的な繋がりなどが生まれればそれも素敵なことです。
    僕らは、ジャンルにこだわらず参加者の日常に突如出現する移動遊園地のような非日常的な時間を作るお手伝いができればと考えています。