エンジニアリング

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スポンサーシップセッション ENG

そのテスト足りてます? 〜テスト漏れを防ぐ動的コードカバレッジという考え方〜

日時 
9月4日(木) 13:30~14:30
形式 
レギュラーセッション
受講スキル

テスト、QA(品質保証)に関心をお持ちの方

受講者が得られるであろう知見

・動的コードカバレッジという考え方
・テストの充足性を「見える化」する手法
・効率的にテスト漏れを防ぐ手法

セッションの内容

■テスト漏れがないことをどう証明するか?
■漏れなくテストを実行するにはどうすればよいか?

これが本セッションのメインテーマです。

ゲームのテストにおいては、プレーヤーのアクションに応じた特定の状況でしか実行されなかったり、それを再現するための手続きをもう一度与えることが難しいケースが多々あります。
たとえテストに明確な指示を与えることができたとしても、テストしたいコードが確実に実行されたと確信を持つことはなかなか難しいものです。

本セッションでは、日本工学院八王子専門学校の大圖衛玄氏に全面協力頂き、ハートランド・データ株式会社の「動的テストツールDT-Win」を活用した、実際のゲーム開発現場での効果的な動的コードカバレッジの計測方法をご紹介します。
また、プレイログを活用した動的テストの ”自動化” に関しても、ご覧頂く予定です。

テスト、QA(品質保証)にご興味があるみなさんのご参加をお待ちしております。

講師プロフィール

  • 賣野 高弘

    賣野 高弘

    ハートランド・データ株式会社

    営業部 営業企画課

    課長

    ハートランド・データ株式会社入社後、
    8年ほど各種組み込み機器向けソフトウェア開発に従事。
    その間、プロジェクトマネジメンや開発プロセスの改善を重点課題として取り組む。
    ハートランド・データの開発サポートツール事業参入をきっかけに営業企画にうつり、
    動的テストツールを通して、ソフトウェア品質向上のご提案を展開中。

    《講師からのメッセージ》

    ■テストの質をどう "見える化" するのか?
    ■どうすれば効率的にテスト漏れを防げるのか?
    このセッションを通して、テストをきちんと考えるきっかけになればと思います。
    また、実業務ですぐに活用できるよう "具体的な手法" にこだわってご紹介させて頂く予定です。
    ご期待ください。

    なお、本セッションで紹介する動的テストツールに関しては、
    facebookページでも最新情報をアップしていますのでぜひご覧ください。
    https://www.facebook.com/HeartlandDataDT10

  • 大圖 衛玄

    大圖 衛玄

    日本工学院八王子専門学校

    ゲームクリエイター科

    教員

    1992年~1997年 プログラマとして、SFC,GB,PS1,N64などの開発に従事
    1998年~現在まで、日本工学院八王子専門学校 専任講師
    プログラミングの授業を中心に担当

    CEDEC2011講演
    「ソースコードの品質向上のための効果的で効率的なコードレビュー」
    http://cedil.cesa.or.jp/session/detail/589
    セッションスライド
    http://www.slideshare.net/MoriharuOhzu/ss-9224836

    CEDEC2012講演
    「オブジェクト指向できていますか?」
    http://cedil.cesa.or.jp/session/detail/846
    セッションスライド
    http://www.slideshare.net/MoriharuOhzu/ss-14083300

    CEDEC AWARDS 2013 ノミネーション委員(エンジニアリング部門)

    《講師からのメッセージ》

    ゲーム開発におけるテスト技法はまだ十分に確立されておらず、CEDECでも毎年のように議論されている懸案事項です。
    プレイヤーの行動に応じて、動的な変化がおこるゲームのプログラムではテストプレイによる手動のブラックボックステストが中心となります。
    しかし、ブラックボックステストだけでは十分なテストができているか検証する手段がありません。万が一テスト漏れが発生すれば致命的な結果を招きかねません。
    本セッションでは、動的コードカバレッジ計測によるグレーボックステストの技法を紹介します。
    バグが出ないことをお祈りするだけの消極的な受け身のテストではなく、テストツールを活用した積極的な攻めのテストへの転換方法を提案します。