エンジニアリング
Havok AI : トラバーサビリティの自動解析によるレベルデザイン
- 日時
- 9月2日(火) 13:30~14:30
- 形式
- レギュラーセッション
受講スキル | ゲームキャラクターAIに興味のある方 |
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受講者が得られるであろう知見 | 3Dゲームにおけるキャラクターのトラバーサビリティに関する背景、問題点とその解決策 |
セッションの内容
トラバーサビリティ(Traversability)とは、3Dゲームにおいて、キャラクターがある地点からある地点へ通行可能かどうか(行けるか行けないか)、という情報のことを指します。最近では、キャラクターが単に平面上を歩くだけではなく、様々な地形に対して特殊な移動動作(ジャンプ、乗り越え、飛び降り、よじ登り、壁走り 等々...)によってゲームを進めていくような、地形がゲームそのもののコンテクストとなっているゲームが増えています。
このような特殊な移動方法に対するトラバーサビリティは、レベルデザイナーによる手付けの設定をしようとすると膨大な作業量が生じるだけでなく、キャラクター移動がプレイヤーにとって直感的ではないものにもなりがちです。
Havok AIを用いることで、そのようなキャラクターのトラバーサビリティを自動解析により簡単かつ正確に導出することが出来ます。本セッションでは、そんなHavok AIの知られざる技術を解説します。
講師プロフィール
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長澤康平
Havok株式会社
Fiedl Application Engineering
Field Application Engineer (FAE)
1988年生まれ。学生時代は流体シミュレーションの研究に明け暮れる。2012年、大学院卒業後にサポートエンジニアとしてHavok株式会社に入社。現在はField Application Engineerとして技術から営業まで幅広い領域で修行中。