アカデミック・基盤技術

アカデミック・基盤技術

公募 INTAC    GD

日常生活ユビキタス環境を利用したUIとエンタテインメントの研究 – 浴槽に触れる・擦る・叩くこととその応用

形式 
インタラクティブセッション
セッションの内容

日常空間にセンサを埋め込んで、住宅の環境そのものを入力インタフェースとする研究を行っており、それらはゲームを含むエンタテインメント向けコントローラとしても用いることができます。今回は浴槽にタッチセンサとピエゾセンサを埋め込むこととプロジェクタを用いて、一見見た目は普通の浴槽そのものがユーザインタフェースとして機能するものをインタラクティブ発表としてデモします。ここでは、浴槽縁に投影されたアイコンやコントローラを触れたり、擦ったり、叩いたりすることで、様々な操作を行うことができ、その機能と共にお風呂場という場面ならではのエンタテインメントコンテンツを合わせて紹介します。

講師プロフィール

  • 平井重行

    平井重行

    京都産業大学

    コンピュータ理工学部

    准教授

    1995年京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士前期課程修了.同年オージス総研(株)入社.1997年(株)KRI研究員.同年-2001年は(財)イメージ情報科学研究所研究員を兼務.1998-2001年大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程.2003年より京都産業大学理学部講師.現在,同大学コンピュータ理工学部准教授.インタラクティブな音楽システムやユビキタス住宅の研究等に従事.博士(工学).
    研究室Web: http://hir.ai/lab
    個人blog: http://hir.ai/
    Twitter: @shigeyuki_hirai
    Facebook: shigeyuki.hirai

    《講師からのメッセージ》

    今回は、浴槽にセンサを埋め込んで様々なコントローラにする技術とそれらによる新たなエンタテインメント応用のデモを行います。是非、実際にデモを体験して、自宅での日常生活でそれを利用する近未来のシーンを想像してもらえれば、と期待しています。また、今回のデモ以外にも、普段の日常生活を楽しくする住宅環境の研究をいろいろと行っています。Webページ (http://hir.ai/lab) にはそれらの研究紹介(ムービー含む)を載せてあります。これらを通じて、住宅のユビキタス化と日常生活のインタラクティブ技術の融合が、すぐそこまで来ているということを感じて、今後のエンタテインメントへの発想を膨らませてもらえれば幸いです。

  • 伊藤大毅

    伊藤大毅

    京都産業大学大学院

    先端情報学研究科

    博士前期課程2年

    ユビキタスコンピューティングの研究の一環として,浴槽を手指で「叩く」動作によって浴室内の機器やアプリケーションの操作を実現するシステムについて取り組んでいる.

  • 橋岡良

    橋岡良

    京都産業大学大学院

    先端情報学研究科

    博士前期課程2年

    京都産業大学大学院 先端情報学研究科 先端情報学専攻 平井研究室に所属.
    住宅内の家電やセンサに加えてインターネットサービスをも統合し,エンドユーザが扱えるようなシステムを構築している.

  • 共同研究・開発者

    林宏憲(元・京都産業大学大学院 理学研究科)
    榊原吉伸(元・京都産業大学大学院 先端情報学研究科)
    早川 Seiho 聖朋(フリーランスクリエイター)