アカデミック・基盤技術
セッションの内容
ロコモティブシンドローム対策用ゲーム『ロコモでバラミンゴ』のインタラクティブ展示を行います。ロコモティブシンドロームとは、運動器(主に骨や筋肉)の障害により将来要介護になるリスクが高い状態になる事を意味します。日本整形外科学会が提唱してすすめているロコモ運動から、転倒予防のバランス運動(60秒開眼片足立ち)を簡単に楽しく行えるゲームにしたものです。また、これまでにシリアスゲームプロジェクトで制作したプロトタイプから商品化に結び付き、2013年に株式会社メディカ出版より販売が始まった起立運動支援ゲーム『リハビリウム起立くん』について、導入現場である長尾病院(福岡市)の老健施設にて1年間の身体機能の変化を見る長期検証をおこなっており、この結果についてもポスター形式で発表します。
講師プロフィール
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松隈浩之
九州大学
大学院芸術工学研究院
准教授
1970年佐賀生まれ。九州芸術工科大学卒。1997年から6年間凸版印刷株式会社でCGデザイナーとして従事後、2003年より現職。アニメーションやゲーム等のコンテンツデザインを中心に研究開発を行う。2009年からは産学官連携での福岡市受託事業「シリアスゲームプロジェクト」代表を務め、シリアスゲームの普及啓発活動を行いながら若手クリエイターの育成及び、ゲームの新たな分野での発展に力を注いでいる。現在はリハビリ・ヘルスケア向けのシリアスゲーム研究開発を中心に活動中。
《講師からのメッセージ》
共同研究・開発者
高杉 紳一郎 : 九州大学病院 リハビリテーションセンター 准教授
梶原 治朗 : 特定医療法人順和 長尾病院 リハビリテーション部 グループ長 作業療法士