アカデミック・基盤技術
物理現象を反映した擬音語自動付加システムの提案
- 日時
- 9月4日(木) 17:00~17:30
- 形式
- ショートセッション
受講スキル | アニメーション生成に関する知識 |
---|---|
受講者が得られるであろう知見 | 擬音語を定量的に扱う方法 |
セッションの内容
アニメやゲーム等のCG映像コンテンツ制作において,アニメ風の演出の一つである擬音語アニメーションを簡易的かつ高速に生成する手法を紹介します.アニメ作品は非現実的なシーンが多いことから,従来の擬音語アニメーションは手作業で制作されています.上記の問題に対し,擬音語から読み取れる印象を数値化することで,擬音語の自動判定を実現します.言語学や心理学の分野で提唱されている「音象徴」を応用し,「各発音記号に潜在する印象」を学習させる理論を提案しました.本手法の利点は物理パラメータを用いた全てのCGアニメーションに適用することが可能であることです.本セッションでは「擬音語の定量的な扱い方」の解説及び,「漫画的な演出の自動生成の可能性」を言及します.
講師プロフィール
-
福里 司
早稲田大学
理工学術院
博士後期課程1年 学生
2014年3月 早稲田大学大学院 先進理工学研究科 博士前期課程了. 現在,同大学院博士後期課程在籍
Visual Computing / グラフィックスとCAD合同シンポジウム 2014 oral発表予定
共同研究・開発者
森島繁生(早稲田大学理工学術院理工学総合研究所)