アカデミック・基盤技術
CGにおける運動や変形の記述とその数理
- 日時
- 9月3日(水) 16:30~17:30
- 形式
- レギュラーセッション
受講スキル | 高校で習う微積や行列 |
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受講者が得られるであろう知見 | プログラミングに役立つような、行列を使った解析、幾何、運動を数理的に捉える見方が身につく. |
セッションの内容
CGによって物体の動きや変形を表現する技法にはさまざまなものがある。本講演では動きを変換(行列)で表し、変換からなる空間の中での補間・ブレンドなどの操作を行う手法を説明する。オイラー角を用いる運動の方法と行列の対数関数・指数関数を用いる線形化の方法、四元数を用いる方法の利点や問題点などを比較検討する。さらに剛体ではない変形する物体を表すアフィン変換群へこれらの手法が拡張される様子を示す。CGにおける最近の技術の中にこれらがどう組み込まれるかの例もいくつか紹介する。
【本セッションは、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所(IMI)とのコラボセッションとなります。】
講師プロフィール
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落合 啓之
九州大学
マス・フォア・インダストリ研究所
教授
2011年より、Math for CG という活動をしています(http://mcg.imi.kyushu-u.ac.jp)。
昨年の CEDEC2013 でも講演しましたが、それ以外にも, SIGGRAPH ASIA2013 course (コースノートやスライドは http://mcg.imi.kyushu-u.ac.jp/works.php から), MEIS2013(http://mcg.imi.kyushu-u.ac.jp/meis2013/) などで講演をしています。《講師からのメッセージ》