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受講スキル | 3DCGのモデリングやレンダリングに関する基本的な知識を有するプログラマ、アーティストなど。 |
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受講者が得られる | リアルタイムレンダリング可能な物体の形状を誇張する輪郭線の表現手法 |
2Dアニメーションでは、物体の形状をより効果的に表現するために、輪郭線の線質を変えるなどの誇張した表現で描くことがある。一方、3DCG上での2Dアニメ調表現における輪郭線は、均一な線で表現することが多く、変化のある輪郭線表現は少ない。このため本研究では、2Dアニメの作画で用いる強弱の変化による輪郭線に着目し、リアルタイム上で実行可能な手法を提案する。提案手法では、ポリゴン形状が曲線を描く部分を特徴とし、裏ポリゴンで構成したモデルを特徴に沿って変形することで誇張した輪郭線とした。これにより、リアルタイム上で2Dアニメ調の輪郭線の誇張表現を可能にした。
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松尾 隆志
東京工科大学大学院
バイオ・情報メディア研究科 メディアサイエンス専攻
修士課程
2010 年東京工科大学卒業.現在,同大学院 バイオ・情報メディア研究科 メディアサイエンス 専攻 修士課程に在学中.コンピューターグラフィックス関する研究に従事.
三上 浩司
東京工科大学
メディア学部
講師
1995年慶応義塾大学環境情報学部卒後,日商岩井株式会社において,オンラインゲームサービス「X-BAND」などを手掛ける.その後,株式会社エムケイなどを経て東京工科大学片柳研究所研究員となり,現在に至る.著書に「デジタルアニメマニュアル」(デジタルアニメ制作技術研究会),「アニメ学」(NTT出版)などがある.CEDECでは2007年にゲーム教育カリキュラム,2010年にGlobal Game Jamに関連したセッションで講演.
渡辺 大地
東京工科大学
メディア学部
講師
1999年より現職。専門は3次元CADおよび3次元グラフィックスで、リアルタイムグラフィックスについての研究にも従事。近年はゲーム制作に関連する諸分野の研究を行っている。
近藤 邦雄
東京工科大学
メディア学部
教授