プログラム

公募セッションVA    PG

ショートセッション: アーティストのためのVA要素技術

日時 
9月6日(火) 14:50~15:50
形式 
セッション(60分)
受講スキル

従来手法によるアートワークに何らかの不満を持ち、改善を図りたいと思っている方

【ICE を使った3Dアニメーションの実力とは・・・】
- CGやアニメに応用出来る新しい3Dアニメーション技術・効果に興味ある方

【アーティストに優しいマテリアル構築パイプライン】
- 3Dモデル作成経験はあるが、特に技術面への苦手意識がある方。
- シェーダー・マテリアル作成環境の開発担当をされている方。

受講者が得られる
であろう知見

テクノロジーを用いることでアーティストの生産性を上げ、更なる品質向上を図るためのヒント

【ICE を使った3Dアニメーションの実力とは・・・】
- Autodesk Softimage ICEを使ったアニメーション応用技術の習得

【アーティストに優しいマテリアル構築パイプライン】
- 感覚的にマテリアルを設定できるインターフェイス概念。

ゲームをはじめとするコンピュータエンターテインメントの表現技術は時代とともにどんどん精度が上がり、また複雑度も増して行きます。その結果、開発における物量と複雑さも上がる一方です。ビジネスとしてコンテンツ制作を行う以上、この現実を制御可能なコストにまで落としつつ、より良い品質を求める工夫を避けることはできません。

本セッションでは、この問題に対する解決策を提案する、独立したセッションを2本お届けします。それぞれの相違点、共通点などから皆さん自身での創意工夫につなげるきっかけとしてください。

モデレーターはCEDEC運営委員会副委員長で、コンピュータグラフィックス技術への造詣も深い斎藤直宏氏です。


【ICE を使った3Dアニメーションの実力とは・・・】

ICEとはAutodesk Softimage V7.5 から実装されたビジュアル・プログラミング。当初ICEはParticle作製から始まったので単なるエフェクトと間違われ易い。ICEは、IK(Rig),MoCap&Retarget,物理計算,Fur,Hair,ICE版Syflexを含むクロスシミュレーション,流体シミュレーション(圧力,粘着性,非弾力性,弾性,可塑性)が可能、更にはTopology対応でポリゴン自身を生成出来るようになった。今回は今から始めるICEということでCGやアニメ制作にすぐにでも利用出来るような事例を紹介して、その実力と利便性をお見せする。


【アーティストに優しいマテリアル構築パイプライン】

マテリアル・シェーダーという言葉に苦手意識のあるアーティストの方でも、プログラマやTA(テクニカル・アーティスト)にお願いするのではなく、直接自分の手マテリアルを設定していく事ができる。そうする事で多くのアーティストが3Dモデルにおける表現の幅を広げ、大量のデータを作成する際に起きるボトルネックを解消できる。“マテリアル=技術”じゃない、そんな環境のご提案です。

  • 岡本 鯉太郎

    岡本 鯉太郎

    株式会社バンダイナムコゲームス

    アミューズメント営業本部

    リードテクニカルディレクター

    Softimage(3D)を V2.51 SGI Indigo2 時代から使用。
    ゲーム会社歴22年以上、ファミコン時代から家庭用・業務用ゲームソフトを開発し続けている。
    共著『XSI練習帳』2008/8/9
    共同制作Plugin Blr.VertexColorTools、Blr.ParticleIllusionExporter等
    Softimage関連の講習会の開催、Webチュートリアルの提供後、学生からプロまでもっと幅広い映像開発者が、
    興味を持ったり参考にしたり出来るような場所を作りたいという事で『SoftimageUsersNotes』というサイトを構築する。
    複数ユーザーによる得意分野を記述してもらう形式。
    キャラクターメイキング・Rigの作成・リップシンク
    モーションキャプチャー・シェーダー開発・曲作成まで扱う。最近多い話題は当然 ICE です。

    《講師からのメッセージ》

    ICE って本当はなんだろう?
    ビジュアルプログラミングと言いつつ、
    ICEの能力は限界が見えてません。
    単なるエフェクター?アニメーションに使えるの?
    RBD?IK?Rig?MoCap?Retaget?Shader?Converter?

    TAやTDさんにはぜひこのセミナーを通じて、
    ICEで扱えるモノって本当はどこまであるの???? 
    を見に来てみてはいかがでしょうか。

    何か近年には無い "おっ!?" があるかも・・・・です。

    石崎 貴夫

    石崎 貴夫

    ダイキン工業株式会社 電子システム事業部

    第二部 MCグループ

    テクニカルサポート

    建築プレゼンテーションシステムからCG製品に携わり、Softimage 3Dを経て、現在は、Autodesk M&E製品全般のテクニカルサポートを担当しています。
    Softimageでは、スクリプト、ICE活用技術など、カスタマイズも担当しております。

    《講師からのメッセージ》

    Softimage ICEは聞いたことはあっても、まだ使ったことが無いという人も多いのではないでしょうか?
    ビジュアルプログラミングというと、ちょっとハードルが高いと感じられているかも知れません。
    でも、ちょっと分かってくるととても面白く、きっと作品にも使ってみたくなるでしょう。
    どんなことができるのかなって興味をお持ちの方はぜひご出席いただければと思います。

    北村 浩久

    北村 浩久

    株式会社ガンバリオン

    開発部

    プログラムセクション エンジニアリーダー

    フリーランスとして数々のコンシューマゲームタイトルのプログラムを担当し(株)ガンバリオンに入社。
    同社のプログラムセクション エンジニアとして、ライブラリやマテリアルプログラムなどを担当する。

    主な開発参加タイトル
    「ワンピース アンリミテッドクルーズSP」
     ~ニンテンドー3DS用ソフト 発売:バンダイナムコゲームス(ライブラリプログラム担当)

    石井 泰寛

    石井 泰寛

    株式会社ガンバリオン

    開発部

    テクニカルチームリーダー

    (株)ガンバリオンへ入社、数々のゲームのリードプログラムを担当した後
    プログラムセクション テクニカルチームのリーダーを務める。

    主な開発参加タイトル
    「ワンピース アンリミテッドクルーズSP」
     ~ニンテンドー3DS用ソフト 発売:バンダイナムコゲームス(ライブラリプログラム担当)
    「ワンピース ギガントバトル!2 新世界」
     ~ニンテンドーDS用ソフト 発売:バンダイナムコゲームス(ライブラリプログラム担当)

    斎藤 直宏

    斎藤 直宏

    CEDEC 2011運営委員会

    副委員長

    株式会社バンダイナムコゲームス

ページトップへ