受講スキル | 【Hack For Japanという、挑戦。】 |
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受講者が得られる | 【Hack For Japanという、挑戦。】 |
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、いまだにその爪痕を残し、復興の努力が続けられています。この事態に直面し、我々開発者も多くのことを考え、学び、何かできることはないかと悩みました。その中で、個々の技術者が、持てる技を駆使して様々な試みを自発的に行ったことは、報道やネットを通じて皆様もご存知と思います。
本セッションは、開発者個々人の技術力強化やソフトウェア技術の発展を、復興や、より災害に強いシステム構築に結び付けることを目的とする試みについての講演です。
【Hack For Japanという、挑戦。】
Hack For Japanは、“東日本大震災に対し、自分たちの開発スキルを役立てたい”と考える開発者の想いを形にするための、他に類を見ない取り組みです。その成り立ちとこれまでの活動を紹介しながら、Hack For Japanという「現象」について、成果と課題を共有させていただくと共に、「新しい開発者コミュニティのあり方」という視点からもHack For Japanを眺めます。
【9leapとenchant.jsでプログラミングをもっと楽しく、おもしろく】
いま、東北地方の産業は大きな打撃を受けています。コンピュータとアイデアさえあれば、どこからでも世界に向けて製品を発信して行けるのがゲームの良いところです。9leap(ナインリープ)は、プログラマーを目指す若者の育成を目的とした学生向けゲーム開発コンテストプログラムで、全国各地で啓蒙を目的としたハッカソンを定期的に開催しています。仙台でもいち早くハッカソンを開催し、今後も継続的に復興地域でのイベントを行って行く予定です。東北地方を中心にゲーム開発者を養成し、HTML5/JavaScript時代のコンテンツ制作について学び、世界に通用するIT人材の育成を目指しています。
【Project ICHIGAN ~災害を踏まえた自治体業務とITアーキテクチャのあり方~】
東日本大震災の経験を踏まえて、自治体業務やITのアーキテクチャを提案するために立ち上げた非営利プロジェクト「Project ICHIGAN」。この活動を通じて、夢と希望の持てる新たな日本社会再生を目指すことを合い言葉として、災害にも対応可能なアーキテクチャを考え提案していきます。本セッションでは、ICHIGANの考えるアーキテクチャのご紹介と、エンジニアとして、なぜこのような活動をしているかという事をお話しします。
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白石 俊平
株式会社オープンウェブ・テクノロジー
代表取締役
Java EEエンジニア、フリーのテクニカルライターを経て、2010年3月にOpenWeb Technology社を設立。
現在は、Web技術を活用して世界を善くしたい、と言う野望を胸に、社会事業への取り組みを開始。
HTML5の普及・促進・情報共有を目指すHTML5開発者コミュニティ「HTML5-developers-jp」管理人、
Google公認 API Expert (HTML5)、Japan Java User Group幹事、Microsoft Most
Valuable Professionalなども務める。
著書に「HTML5&API入門」(日経BP) 、「HTML5ガイドブック」(共著、2010 インプレス)、「Google
Gearsスタートガイド」(技術評論社)がある。《講師からのメッセージ》
清水 亮
株式会社ユビキタスエンターテインメント
代表取締役社長兼CEO
萩本 順三
株式会社 匠BusinessPlace
代表取締役社長
吉岡 直人
CEDEC 2011運営委員会
委員長
株式会社スクウェア・エニックス