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公募セッションSND    AC

カプコンサウンドが考える専門家との連携

日時 
9月8日(木) 13:30~14:30
形式 
セッション(60分)
受講スキル

専門機関との連携を考えているゲームクリエイター、専門機関との連携の経験者、
新技術を模索しているサウンドクリエイター

受講者が得られる
であろう知見

大学の教授、研究家、専門家と協業していく上での、ゲームクリエイター側の意識の持ち方や気を付けるポイントを把握でき、より良い連携をしていくための知識を得ることが出来ます。

このセッションでは、ゲームサウンド制作における大学や研究機関との産学連携、企業との産産連携をカプコンが実際に取り組んだ『謎惑館』(Nintendo3DS)での立体音響に関する「OtophonicsFactory」「ARNIS SoundTechnologies社」との連携、次世代機への実装を目的としたリバーブに関する「日本大学」「オンフューチャー社」との連携、の2種類の事例について紹介します。カプコンが取り組んでいる連携のテーマは「クオリティの追求と作業効率化の両立」が軸になっており、この高いハードルを克服するために、どういった取り組みをしているか、またこのテーマをどのように展開しているか、と言った連携する意義、取り組み方、注意するポイント、などを発表します。

  • 岸 智也

    岸 智也

    株式会社カプコン

    大阪制作部 サウンド制作室

    オーディオディレクター

    2001年カプコン入社。
    鬼武者などのプロジェクトで主にカットシーンのサウンドデザインを担当。
    "Lost Planet: Extreme Condition"よりサウンドディレクターとして業務に関わる。
    サウンドディレクションを行う一方で、ワークフローの効率化、制作環境の構築など、
    次世代のゲームサウンド開発を日々模索中。
    << 講演実績 >>
    ・AES 13th Regional Convention Tokyo 2007
    「リアルタイム演算で作り上げるサウンドデザイン」
    ・AES 41st Conference London 2011: Audio for Games
    「A New Framework for Creating Reverberation Tails and Its Application
    for Interactive Processing of In-Game Sounds」
    ・CEDEC 2008
    「カプコンが考えるサウンド制作方法の提案」
    ・CEDEC 2009
    「カプコンが考えるサウンド制作方法の提案2 ~バイオハザード5~」
    ・CEDEC 2010
    「カプコンが考えるサウンド制作方法の提案3 -ロストプラネット2編-
    インタラクティブミュージックの制作手法とインハウスコンポーザーの開発スタイル」
    ・GDC 2010
    「Lost Planet 2: Bridging the Gap Between Developer and Contractor」
    他、多数。

    《講師からのメッセージ》

    昨年に引き続き、今年はレギュラーセッションとパネルディスカッションの2つで講演することになり、とても光栄です。レギュラーセッションではカプコンサウンドで取り組んでいる産学連携、産産連携について講演をさせて頂きます。今後のゲーム業界では、専門家との協業がより多く行われていくことが予想されます。ただゲーム業界が望んでいる知識や技術と、専門家が持っている知識や技術が、現状ではうまく結びついていないように感じます。お互いが持っている情報共有の場も少なく、手段も確立されていないと思います。その中で私たちの取り組みが今後、皆様が連携をしていく際の参考にして頂けたら幸いです。またパネルディスカッションでは「5年後のゲームオーディオ」を考える非常に良い機会となります。カプコンサウンドが考えている5年後と皆様の考えている5年後の類似点、相違点など、どんなディスカッションになるか、今からとてもワクワクしております。5年前に考えていたことが今、実現できているかを再考し、ディスカッションに臨みたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

    北村 一樹

    北村 一樹

    株式会社カプコン

    大阪制作部 サウンド制作室

    サウンドデザイナー

    2008年入社。"LOSTPLANET2"にサウンドデザイナーとして参加。
    立体音響技術の研究と、同技術を用いたタイトル"謎惑館"にメインサウンドデザイナーとして携わる。
    ゲームに応用できる音響技術を、アカデミック・ビジネス双方から日々研究中。

    《講師からのメッセージ》

    カンファレンス初登壇となります。
    今回の講演内容が、皆様のサウンドクリエイションのご参考になればと思います。
    また、その他の方々のセッションから新たな刺激を頂き、今後の制作の糧にしていきたいと思っております。
    どうぞ、よろしくお願い致します。

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