(CEDEC運営委員会より)
コンピュータエンタテインメントといった形のないモノと車などの工業製品といった実体のあるモノ。形の有無に限らず、どちらのモノにもデザイナーのこだわりやメッセージが入っています。そのこだわりとメッセージを実現するために、デザイナーは「モノ」について考え、「モノづくり」について考え、製品にしていきます。また、産業の中でのプロフェッショナルとして、組織やプロジェクトの仕事の進め方を考え、そして、産業構造の変化や技術のトレンドを感じる感覚を持ち続ける必要があります。
この観点より、CEDEC 2011基調講演者として、世界でご活躍のインダストリアルデザイナーである奥山清行様をお迎えいたします。
なお、当基調講演では、実際に会場にいらした方に直接語りかけたいという奥山様の強いご希望により、ニコニコ動画「CEDECチャンネル」での配信や、講演資料の配布は行いません。
また、最後の瞬間まで、講演内容をお考えになりたいとのご希望により、演題、内容についての事前発表もありません。
ぜひ、皆様ご自身で、奥山様からのメッセージを直接受け取りに足をお運びくださいます様お願いいたします。
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奥山 清行
工業デザイナー / KEN OKUYAMA DESIGN 代表
1959 年山形県生まれ。ゼネラルモーターズ社チーフデザイナー、ポルシェ社シニアデザイナー、ピニンファリーナ社デザインディレクターを歴任。エンツォ・フェラーリ、マセラティ・クアトロポルテなどの自動車やオートバイ、電車、航空機、船舶、家具、ロボット、テーマパーク等数多くの工業デザインを手がける。
2007 年に株式会社KEN OKUYAMA DESIGN を設立、代表を務める。
山形、東京、ロサンゼルスにスタジオを開設し、現在は、企業コンサルティング業務と、自社ブランド商品として「KEN OKUYAMA CARS」(自動車)、「KEN OKUYAMA CASA」(家具インテリア)、「KEN OKUYAMA EYES」(眼鏡)の企画デザイン販売を行っている。
アートセンターカレッジオブデザイン工業デザイン学部客員教授(米)、多摩美術大学客員教授、金沢美術工芸大学客員教授、山形大学工学部客員教授。東京コミュニケーションアート専門学校名誉教育顧問。
著書に『フェラーリと鉄瓶』(PHP 出版社)、『伝統の逆襲』(祥伝社)、『人生を決めた15 分 創造の1/10000』『ムーンショット デザイン幸福論』(武田ランダムハウスジャパン)、他多数。各地で講演も行う。