受講スキル | キャラクター、背景、効果、UIなど専門性にかかわらず、アニメーションつまり「動き」に関わる全てのアーティストの方 |
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受講者が得られる | アニメーションとゲームが『動かす技術』でつながっていることが実感できます。 |
“動かす力” すなわちアニメーションの持つ力について、アニメーションとゲーム、それぞれの視点から考察します。
大塚康生氏をお迎えし、業界を超えた現場の意識、「もっと上手くなりたい!」をキーワードに、ゲームディレクター・上田文人氏と対談いたします。
日本のアニメーションが長年にわたり培ってきた知識、経験といったDNAをゲーム業界と共有する、熱いトークが期待されます。
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大塚 康生
株式会社テレコム・アニメーションフィルム
顧問
1931年7月11日島根県に生まれる。
小学生の時から、機関車や軍用車等を好んで描き、昭和26年に政治漫画家を目指して上京。厚生省の試験に合格し、麻薬取締官事務所に配属される。その頃、ソ連のアニメ「せむしの仔馬(48年) 」や、フランスの長編アニメ「やぶにらみの暴君(52年)」を観て感動し、アニメーションに興味を持ちはじめ、東映動画の発足母体となる日本動画社に応募し合格。東映動画第1期生として「白蛇伝」('58)に参加。「わんぱく王子の大蛇退治」('63)などの原画を担当。「太陽の王子 ホルスの大冒険」('68)では作画監督を務め、完成まで、高畑勲、宮崎駿、小田部羊一と一緒に仕事をする。
その後、東京ムービーを拠点に、テレビシリーズ「ムーミン」('69)「ルパン三世」('71)「パンダコパンダ」('72)「未来少年コナン」('78)、映画「ルパン三世 カリオストロの城」('79)「じゃりン子チエ」('81)等の作画監督を歴任。
現在はテレコム・アニメーションフィルムで技術顧問を務め、スタジオジブリをはじめ国内外のスタジオ、専門学校などに招かれ後進の指導にあたる。テレコム主催のインターネット上のアニメーター育成通信講座「アニメ塾EX」の塾長も務める。
主な著書に「作画汗まみれ 増補改訂版」「リトル・ニモの野望」(徳間書店)「ジープが町にやってきた−終戦時14歳の画帖から」(平凡社ライブラリー)ほか多数。 -
上田 文人
ICO ワンダと巨像 人喰いの大鷲トリコ ディレクター/ゲームデザイナー
ICO ゲームデザイン・ディレクターほか
ワンダと巨像 ゲームデザイン・ディレクター
人喰いの大鷲トリコ ゲームデザイン・ディレクター -
細田 伸明
株式会社バンダイナムコゲームス
メディアデザイナー 社長室 新規事業部
大阪芸術大学 客員教授
大手アニメーション製作会社のプロデューススタッフとして、「未来少年コナン」「みつばちマーヤの冒険」「名犬ジョリー」等多数の作品制作に参加。1980年、日本初のCGラボ「JCGL」設立時に制作部門の運営に参画。
草創期の2D/3DCGオペレーションを担当。82年クラスターアニメーションによって3Dキャラクターの歩行実験を行う。
TVアニメや番組タイトル、CM、博覧会映像等を担当。
ナムコに移籍し、CGプロジェクト発足と同時にCG開発の管理運営に従事。
株式会社バンダイナムコゲームス社長室所属。大阪芸術大学客員教授。