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CEDEC CHALLENGE

※CEDEC CHALLENGEには、エキスポパスを含むすべての受講パスで参加可能です。

超速碁九路盤[ちょう はやご きゅうろばん]AI対決 実施要綱

CEDEC 2010では「CEDEC CHALLENGE」と題して、各種コンペティション企画を実施します。プログラミング分野の「CEDEC CHALLENGE」は、コンピュータ囲碁を題材とし、囲碁AI (人工知能) プログラム同士の対局を行います。AIプログラムは、広く一般から募集します。狙いは、このコンペティションを通して、ビデオゲーム開発に係る技術力向上、及び人材発掘を促進する事にあります。

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実施要綱

2010年8月31日から9月2日まで、パシフィコ横浜で開催されるCEDEC 2010会場にて、予選と決勝戦を行います。予選を勝ち抜いた上位4プログラムによる決勝戦をトーナメント方式で行います。エントリーされたプログラムのソースコードを含む一式は、CEDECが提供するサーバーにより一般公開します。

ルール概要

対局は、ネットワークで対戦サーバー (コンピュータ囲碁フォーラム “nngs”) に接続された2台のクライアントPCそれぞれで動作する囲碁AIプログラム同士の自動対戦で実施します。サーバー、クライアント共に、PCはCEDECで用意した物 (HP Elitebook 8540w Mobile Workstation / Core i5 540M/2GB RAM/250GB HDD) をご使用頂きます。

プログラムはビルド可能なソースコードの形式で、予め定めたファイルサーバーに格納しておくものとします。対局前にプログラム委員会により、同サーバーからクライアントPCにダウンロードし、定められた手順によるビルドを行います。これに失敗した場合は負けとします。

対局に使用するのは九路盤で、一手一秒の制限時間を設けます。一方のプログラムが制限時間を超えても着手しない場合や、禁じ手、反則などが発生した場合は、その時点で勝敗を決します。

対局全体の時間は2分を上限とします。2分を超えても終局しない場合は、その時点の局面をもって審判による判定とします。終局に至った場合も、審判により勝敗を判定します。

ルールは、日本方式を採用します。

プログラム開発環境

コンピュータ囲碁フォーラム様のご協力により、エントリー頂いた皆様には、開発用nngsサーバーへの接続を提供します。このサーバーを用いて、対コンピュータ、対他のプログラムで開発を行う事が可能です。開発と動作環境は、Windows用cygwin 32bit版に限定します。使用するプログラミング言語も、cygwinの標準配布に含まれるものを出来る限りご利用ください(どうしても、別のプログラミング言語をご利用になりたい場合は、ご相談ください)。最終的にはmakefileをご用意頂き、ソースコード、データ、必要なライブラリ、処理系等と共に、予選と決勝戦での使用、及び一般公開用のパッケージをご提供いただきます。このパッケージは、特別な設定など不要で、makeコマンドの実行のみでCEDEC プログラム委員会でビルドできるようにご調整下さい。

エントリー受付期間

2010年6月1日から7月31日まで。(プログラム開発は、CEDEC 2010本番直前まで可能です)

エントリー方法

まで電子メールでお問い合わせ下さい。折り返し、CEDECプログラム委員会より詳しい情報をお送りします。ご質問についても、こちらのアドレスをご利用ください。

当企画へのエントリーは無料です。

エントリー頂いた皆様は、8/20(金)までに、CEDECが用意するサーバーに予選用のプログラムパッケージをご提出頂きます。CEDECプログラム委員会にて動作確認が取れたプログラムのみが、会場での予選への参加資格を得ます。(応募者多数の場合、更に選抜を行う場合があります)

予選に参加される方は、CEDEC初日、8/31(火)の朝に会場受付においで下さい。こちらで、1エントリーに1枚、CEDECのフルパスをお渡しします。チームでエントリーの場合、他メンバの方には3枚を上限に、エキスポパスをお渡しします。

皆様より奮ってのご参加をお待ち申し上げております。

「超速碁九路盤[ちょう はやご きゅうろばん]AI対決」 御協力者一覧

囲碁棋士 王 唯任(おう ゆいにん) 四段

王 唯任

昭和52年生 台湾出身
12歳で来日
桜美林大学大学院博士前期課程修了
囲碁普及プロジェクト「IGO AMIGO」の幹事を務めるなど囲碁普及活動に精力的に取り組んでいる
日本棋院ジュニア囲碁スクール 講師
梅沢由香里・王唯任・万波佳奈の囲碁教室 講師
桜美林大学オープンカレッジ 講師

著書

張栩の特選詰碁」(日本棋院)
はじめてでもたのしめる かんたんマスター囲碁」(新星出版社)

囲碁棋士 万波 佳奈(まんなみ かな) 四段

万波 佳奈

昭和58年生 兵庫県出身
平成16年、平成18年女流棋聖のタイトル獲得
囲碁普及プロジェクト「IGO AMIGO」の代表幹事を務めるなど囲碁普及活動に精力的に取り組んでいる
NHK杯司会などテレビ出演多数
梅沢由香里・王唯任・万波佳奈の囲碁教室」講師
妹・万波奈穂二段もプロ棋士

著書

万波佳奈の囲碁入門」(日東書院)
万波姉妹のぐんぐん強くなる囲碁Q&A」(マイコミ)
世界一やさしい手筋と詰碁 スラスラ解ける318題」(マイコミ)
「万波佳奈の囲碁上達ハンドブック」(マイコミ)

村松 正和(むらまつ まさかず) 教授

村松 正和

博士(学術)
国立大学法人 電気通信大学 情報理工学部 情報・通信工学科
昭和40年生 東京都出身
専門は最適化理論。2005年ごろよりコンピュータ囲碁の研究を開始。
UEC 杯、FIT2008 などでコンピュータvs. プロ棋士のイベントを企画&参加。
コンピュータ囲碁フォーラム (CGF) 副会長
情報処理学会ゲーム情報学研究会運営委員

伊藤 毅志(いとう たけし) 助教

伊藤 毅志

工学博士
国立大学法人 電気通信大学 情報理工学部 情報・通信工学科
昭和39年生 愛知県出身
囲碁、将棋などの思考ゲームを中心に、プレーする人間の思考や学習などの認知過程の研究や対戦して楽しいゲーム研究に従事。
UEC杯コンピュータ囲碁大会5五将棋大会などの思考ゲームのコンペティションの企画遂行、及び、コンピュータ将棋と人間の様々な公開対局の企画運営を行なう。
エンターテイメントと認知科学研究ステーション 代表
コンピュータ将棋協会 (CSA) 理事
コンピュータ囲碁フォーラム (CGF) 理事

(上記における所属、肩書などは、2010年5月28日現在のものです)

御協力団体・企業一覧

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