受講スキル | ゲームサウンド関連業務に従事する方々。 |
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受講者が得られる | 時代に関わらないエンタテインメント制作にとって大切なこと、心構え、姿勢。 |
田中宏和氏は、業務用テレビゲームのサウンド設計に始まり、「ゲーム&ウオッチ」「ファミリーコンピュータ」「ゲームボーイ」等の音源ハードウェアの仕様設計および開発に携わるなど、歴代の家庭用ゲーム機のサウンド・ハードウェアを作り出してきた。また、ソフトウェア開発者としては、ファミリーコンピュータ時代の数々のタイトルのサウンドプログラムを手がけたほか、サウンドデザイン,コンポーザーとしても、多数のタイトルにその名をクレジットしている。さらには、「ポケットカメラ」「ポケットプリンタ」などのゲームボーイ周辺機器の企画・開発も自ら行ってきた。
(株)クリーチャーズ入社後は、同社取締役社長という肩書きを持つかたわら、更に精力的な音楽活動を続けている。
ハードウェア設計,ソフトウェア開発,作曲家,そして社長......。ゲームサウンドという枠にとどまらない、多彩な経歴と豊富な経験を持つ人物が、実際に感じてきたゲームの歴史と変化、そして将来へ続くゲームサウンドとは? 一貫してエンタテインメントに携わってきた田中氏が考える、過去~未来を通して普遍的な「感覚」「姿勢」を訊く。
・ゲームの中の音世界を作る
・ゲームの為の音(楽)
・音を考える事はゲームを考える事
・音(音楽)の魅力を考える
・他
聞き手:CEDECサウンド分野プロデューサー 近藤広明
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田中 宏和
株式会社クリーチャーズ
代表取締役社長
1980年任天堂に入社。業務用ゲーム、G&W、Game boy
ファミコンの音源開発に関わる。また、レッキングクルー
バルーンファイト、ドクターマリオ、マリオランド、
メトロイド、パルテナの鏡、マザーシリーズなど
多数のサウンドプログラム、作曲に携わる。
1999年任天堂退社。
同年(株)クリーチャーズ入社、同社の取締役社長に就任。
また作曲家として「たなかひろかず」名義でテレビ、映画
「ポケットモンスター」の音楽の大半を作曲。
NHK「みんなのうた」にも多数の楽曲を提供する。
2007年「スマブラX」の編曲家として参加。
最近は東京を中心にクラブ等でPCを使用したライブ活動も
行っている。 -
近藤 広明
Dolby Japan株式会社
プロダクトマーケティング部
マーケティング・マネージャー
ゲームサウンドデザイナ/サウンドプログラマとして(株)カプコンに在籍し、同社のゲームにおけるサラウンド
オーディオ表現の可能性の礎を築く。
(株)カプコンを退職後、2006年に Dolbyに入社。現在はゲームオーディオのためのサポート業務に従事。
サウンドデータ制作からプログラミングまで、幅広い経験と知識を元に、サウンドデザイナだけでなくサウンド
プログラマまで、ゲームオーディオに関わる全ての職種を実践的にサポート。