受講スキル | OpenGLのプログラム経験(入門レベル) |
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受講者が得られる | ・モバイル機器における3D表現の現在と近未来 |
iPhoneや、Android OSを搭載したスマートフォンを中心に、モバイル機器の市場が活況を呈している。年内にはWindows Phoneの発売も予定されており、2010年にはこれら次世代モバイル機器もいよいよ完全な普及フェーズに入る。
そして、これらのほとんどには、GPU(3D描画処理チップ)が搭載されている。モバイル機器向けのGPUにもプログラマブルシェーダが搭載され始めており、モバイル機器上の3Dグラフィックス表現も、次のレベルへと向かおうとしている。当然、モバイル機器向けのゲームにも、リッチな3D表現が求められる。
しかし、モバイル機器におけるGPUの搭載状況やプログラマブルシェーダに対応した開発手法などについてはまだ情報が少なく、具体的なノウハウに至ってはほとんど手に入らないといっても過言ではない。
そこで本セッションでは、昨年に引き続き、各種モバイル機器における現在のGPUの搭載状況やその性能、今後の見通しといった最新情報から、プログラマブルシェーダに対応した最新のOpenGL-ES 2.0を利用したプログラミングテクニックまで、モバイル機器向けの3Dアプリケーション開発に必要なノウハウをコンパクトに紹介してゆく。
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香田 夏雄
株式会社ヒュージスケールリアリティ
代表取締役 技術統括
株式会社ソニー木原研究所入社にて、3次元コンピュータグラフィクス技術の研究開発を手掛ける。ゲーム関連、カーナビ関連の製品開発にも参加。2007年7月、さまざまな3DCG応用技術を研究開発する、株式会社ヒュージスケールリアリティを設立。書籍の執筆や講演、講師など、次世代を担う技術者の育成にも力を入れている。デジタルハリウッド大学客員准教授。