ゲームデザイン

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招待 GD  

アナログゲームが熱いって本当?~メカニクスデザインの最前線~

日時 : 8月24日(水) 13:30~14:30
会場 : メインホール
形式 : レギュラーセッション
難易度 : 甘口(学生含めどなたでも)
写真撮影 :
SNS公開 :
受講スキル
アナログゲームのプレイ経験がある方
受講者が
得られるで
あろう知見
メカニクスデザイン学習におけるアナログゲームの有意性。アナログゲーム市場の現状把握。

セッションの内容
デジタルゲームがスマートフォンに拡大し、ビジネスとしてはライトユーザー向けのゲームに軸足が移った今、2009年の完全日本語版『ドミニオン』に端を発するアナログゲームの波が、ゲーマーに押し寄せている。骨太なゲームを求めるコアゲーマーが、SNSをキッカケにアナログゲームに流れ、スマホアプリが新しいメカニクスを必要としなくなったため、メカニクスデザイナーがアナログゲームをインディーズで作っている。アナログゲームイベント「ゲームマーケット」が右肩上がりに規模を拡大している現状を紹介し、アナログゲームの今後の方向性を考察する。

講演者プロフィール

遠藤 雅伸

遠藤 雅伸
東京工芸大学
芸術学部
教授
1959年生まれ、ゲーム研究者、ゲーム作家。
■過去のCEDEC講演■
2002「携帯アプリとゲームデザインについて」
2006「モバイルゲームのゲームデザイン'06」
2008「10年前のモバイルゲーム、10年後のモバイルゲーム」
2010「ライトゲームなう」
2011「金田伊功氏がゲームに残した物」「奇跡の1枚はこれだ」
2012「宴会コミュニケーションツールを作ってみた」
2013「もう一度プレイさせるゲームシステム」「ナラティブはここにある!」
2014「七並べで学ぶゲームAIの働き」
著書に「遠藤雅伸のゲームデザイン講義実況中継」(ソフトバンク刊)など。
《講演者からのメッセージ》

日本のゲームデザインは世界的にもユニークで素晴らしいものです。「クールジャパン」を超える「クレイジージャパン」を旗印に、コンセプトドリブンな良質の日本ゲームを目指しましょう!

渡辺 範明

渡辺 範明
株式会社ドロッセルマイヤー商會
代表取締役/ゲームプロデューサー/ゲームデザイナー
株式会社スクウェア・エニックス(入社時:株式会社エニックス)にて約10年間ゲームプロデューサーを務めた後、独立。
創作ボードゲームと雑貨の店「ドロッセルマイヤーズ」を運営しながら、アナログ/デジタルの垣根をこえたゲームづくり、遊びのプロデュースをおこなっている。
http://drosselmeyers.com/

代表作『アダムとイヴ』『HYKE』『巨竜の歯みがき』『人狼ゲーム』『トロル』等。

最新作は日本科学未来館の常設展示『未来逆算思考』にゲームデザインとコンテンツディレクションで参加。
『未来逆算思考』はバックキャスティングという思考法を学ぶための科学展示。
プロジェクション・マッピングを用いた全長約10Mの巨大なデジタル・ボードゲームでもある。
https://www.miraikan.jst.go.jp/exhibition/future/innovation/backward.html

Email: watanori@drosselmeyers.com
Twitter: @Drosselmeyers_
《講演者からのメッセージ》

こんにちは!アナログゲーム界隈を中心に、いろいろはみ出しながら活動しているドロッセルマイヤーズの渡辺です。
私たちは「ルールによって面白さが生まれる遊び」は全てゲームであると考えています。
その意味でアナログゲームとデジタルゲームはやはり同じ「ゲーム」であり、しかしながらメディアとして異なる特性も持っています。
このセッションでは、現状の国内アナログゲーム市場の概要から商品/作品の特徴、そしてゲームデザインにおけるデジタルゲームとの相関や相違をテーマにします。
異なる進化を遂げてきた二つの「ゲーム」が出会い、互いを参照しながら、安易な同化ではない豊かな遊び文化を作り上げていけるよう、議論の一助となれば嬉しいです。

丸田 康司

丸田 康司
(株)すごろくや
代表取締役
1970年生。
東京・高円寺にある国内最大級のボードゲーム専門店“すごろくや”代表取締役。企画、プログラム、ゲームデザイン、執筆、プロデュースなどを多岐にこなす。
http://sugorokuya.jp/

1991年よりSEDIC→APE→チュンソフトと15年間テレビゲーム開発に従事。携わったテレビゲームの代表作は『MOTHER2』『風来のシレン』『ホームランド』など。その後独立し、2006年4月に近代ボードゲーム・カードゲームの専門店“すごろくや”を設立。親子やカップルでにぎわう店舗展開と、「Twitter割引」などメディアを活用した情報発信企画、オリジナルゲームの企画制作、書籍『ボードゲームカタログ201』『大人が楽しい 紙ペンゲーム30選』『おうちでボードゲーム for ママ&キッズ』の企画/制作/執筆、ボードゲームイベントやボードゲームを使ったワークショップの開催など、ゲームを主軸として活動、現在に至る。
《講演者からのメッセージ》

デジタル機器ベースのゲームがそのハイスペックさを持て余しぎみになり、ゲームの根本的な仕組み(メカニクス)において停滞を感じさせる一方、「人力」ベースのアナログゲームの中でも特に「知的な大衆層向け」に特化したドイツ流派の近代ボードゲームが、40年以上新しいメカニクスを生み出しつづけている現象について興味を持っていただければ幸いです。

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