エンジニアリング
「バイオハザード7 レジデント イービル」におけるVR完全対応までのみちのり、歩みの中の気づき
既にVRコンテンツを開発されていて、アイデアやテクニックに関する知見を広げたい方。
得られるで
あろう知見
これからも市場規模拡大が大いに期待できるVR市場に踏み込むための取り組み、姿勢、具体的なコンテンツ開発のヒント。
セッションの内容
カプコンはE3 2015にてPlayStation®VR向けの技術デモ「KITCHEN」を公開しました。
PlayStation®VRとDUALSHOCK®4を活用したカプコン初のVRコンテンツは、技術デモという位置づけではあったものの高い評価を得られました。
本セッションの前半では「KITCHEN」開発の裏側……カプコンのVRコンテンツ開発への挑戦の幕開け、社内製ゲームエンジン「REエンジン」の対応、
VRならではのホラー演出の研究、多数の苦労とその解決までの道のりなどをお話しします。
またE3 2015の会場で実際にコンテンツを展示したときの環境作りやユーザーの反応、それらから得られた知見も共有します。
セッション後半では、「KITCHEN」の開発経験を踏まえてこれからのフルゲームへのVR対応に関する話をします。
カプコンはE3 2016において「バイオハザード7 レジデント イービル」を発表しました。
本作は本編を最初から最後までVRモードでプレイすることが可能なVR完全対応のゲームとなります。
既存のVRコンテンツはいずれもプレイ時間が数分のミニゲームのようなものが多く、物足りないと感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
VRデバイスの普及にともない、より高いクオリティと十分なボリュームを持つゲームコンテンツの需要が高まるのは間違いありません。
その需要に応えられるフルゲームVRコンテンツの開発についてのヒントを共有します。
講演者プロフィール
高原 和啓
「ロスト プラネット 2」でタイトルのシステムおよびツールの開発に携わる。
その後ゲームエンジン「MT FRAMEWORK」の開発チームに加入、複数タイトルのサポートを経験し、
新しいゲームエンジン「REエンジン」の開発コアメンバーとしてC++ライブラリの設計・開発、VRデバイスの研究を担当。