受講スキル | サウンドデザインを担当している方。音響学、福祉工学に興味をお持ちの方。 |
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受講者が得られる | 音が与える心理的な影響など、意味のあるサウンドデザインへのヒント。 |
セッションの内容
ゲームには様々なシチュエーションが存在し、そこで使われる「音」には状況や心情を補完する何らかの役割があることでしょう。みなさんよくご存じかと思われる緊急地震速報のアラート音は「人々を不安にさせないように警戒させ、安全に導く音をさまざまな考察により決定した」という背景があります。シンプルなシグナルにどのような考察があったのかを知ることは、より意味のあるサウンドデザインへのヒントに繋がると考えます。この事例をもとに、サウンドデザインに対する機能的なアプローチについて、音響学や福祉工学の観点からお話し致します。
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伊福部 達
東京大学
高齢社会総合研究機構
名誉教授
1946年 北海道生まれ、1971年北海道大学大学院修士課程(電子工学)修了後、1984-1985年米国スタンフォード大学客員助教授、1989年北大・電子科学研究所・教授、2002年東京大学先端科学技術研究センター・教授。この間一貫して「感覚・コミュニケーション支援のための福祉工学の開拓と産業応用の研究」に従事。北大・名誉教授、東大・名誉教授。電子情報通信学会フェロー、バーチャルリアリティ学会フェロー、現在:バーチャルリアリティ学会会長など。賞として、第2回デザイン大賞受賞(人工喉頭の開発)、2012年中山賞大賞受賞(医療福祉への工学技術の応用)、第17回「音の匠」顕彰受賞(緊急地震速報チャイムの制作)など。2011年より東京大学 高齢社会総合研究機構・特任研究員。
著書として、「音声タイプライタの設計」(CQ出版1983年)、「音の福祉工学」(コロナ社1997年)、「福祉工学の挑戦」(中公新書2004年)、「ゴジラ音楽と緊急地震速報」(監修 ヤマハミュージックメディア2012年)
など。《講師からのメッセージ》