プログラム

公募 NW  

Router & Network Report 2013 for P2P Online Game

日時 
8月23日(金) 13:30~14:00
形式 
ショートセッション
受講スキル

・TCP/IPの基礎知識・Socketプログラミング・NAT越えに関する基礎的な知識
・家庭用ルータ・UPnPの基礎的な知識

受講者が得られる
であろう知見

・P2P型通信を行うゲームクライアントが、ここ数年のP2Pオンラインゲームを取巻く環境の変化によって遭遇する問題の認識
・上記問題解決に対するアプローチ方法

セッションの内容

ユーザがP2Pオンラインゲームを遊ぶ "今" の環境を理解できているだろうか。

「ADSL/光ファイバーの回線に据え置き型ゲームコンソールを繋いでオンラインゲームを遊ぶ」、これは我々の持つイメージの典型例だが、それだけではこの先通用しない。

ここ数年「従来と同じように遊んでいる筈なのに、何故か遊べない現象が起こる要因」が増えてきており、我々の持つイメージも最新のものへとアップデートし、対応していかなくては、今後の製品が時代遅れのP2Pネットワークゲームになりかねないのだ。

このセッションでは、P2Pオンラインゲームの通信ログの解析結果と、ルータメーカ各社から協力を得て行ったルータの実験結果を元に、「どういうケースで問題に遭遇するのか」「どういった回避方法があるのか」実機を用いた実演を交えつつ、解説する。

  • 佐藤 元彦

    佐藤 元彦

    株式会社コナミデジタルエンタテインメント

    スタジオITセンター

    プログラマー

    2008年 株式会社コナミデジタルエンタテインメント入社。オンラインゲームのネットワーク技術開発、特にNAT越えアルゴリズム、モバイルブロードバンドにおけるP2P通信、IPv4/v6デュアルスタックP2P通信ライブラリの開発を担当。
    2012年 CEDEC2012で IPv4-IPv6 移行期のP2P技術 について講演。

    《講師からのメッセージ》

    LTE/WiMAXの本格的な普及により、オンラインゲームをプレイするユーザのネットワークインフラの常識は大きく変わりつつある。
    また一方で、スマートフォン/マイクロコンソールの登場/普及により、オンラインゲームが動作するハードの常識も大きく変わりつつある。

    この大きな変化によってP2Pオンラインゲームはどうなってゆくのだろうか?

    従来と同じ体験を、同じようにユーザに提供したい!
    そう思っていたとしても、従来と同じやり方で思考停止していたのでは、冒頭の変化によって、もはや目的は達成できない。

    オンラインゲームをユーザに提供する我々は "常識" をアップデートする必要があるのだ。
    そしてその "常識" を元に我々は適切な実装をしていかなければならない。

    今年のセッションでは、そんな "常識" をお見せします。

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