受講スキル | GPUプログラミングの経験があり、リアルタイムグローバルイルミネーションやアップサンプリング技術に興味がある方。 |
---|---|
受講者が得られる | リアルタイムアップサンプリング技術、及びグローバルイルミネーションの最適化。 |
セッションの内容
ボクセルコーントレーシングやVPLベースのグローバルイルミネーション手法はピクセル毎に重たい処理を必要とします。この処理時間は画面の画素数に比例して増えるので、4K等の今後のディスプレイの高解像度化によって問題が顕著化する可能性が高いと言えます。そこで本セッションでは、低解像度で計算した間接照明を高解像度にアップサンプリングする技術について解説します。この際、現在の画面に描画されている情報だけでなく、過去のフレームに描画された情報をも再利用することで高画質化します。またこの手法の欠点についても触れ、それらの解決法について議論します。
-
德吉 雄介
株式会社スクウェア・エニックス
テクノロジー推進部
シニアリサーチャー
平成19年3月信州大学大学院工学系研究科システム開発工学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。同年4月株式会社日立製作所システム開発研究所入社(研究員)。最適化コンパイラの研究開発に従事。平成22年7月より現職。グローバルイルミネーションを中心にレンダリング技術に興味を持つ。