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GPU Computing何時やるか? 今でしょ!

日時 
8月21日(水) 17:50~18:50
形式 
レギュラーセッション
受講スキル

本セッションはどなたでもご参加いただけます。スマートフォン・タブレット向けゲーム開発者の方々、組み込み向けGPU Computingや、ARM MaliGPUの性能、機能、開発環境、パートナープログラムなどにご興味のある方に適しています。

受講者が得られる
であろう知見

●スマートフォン・タブレット搭載のGPGPUの機能・性能についての知識
●ARMとゲームデベロッパーとのパートナシッププログラムについて
●OpenGL_ESやOpenCLの概要、および実用事例について
●GPU Computingの市場動向について
●携帯機器搭載GPGPUの最新動向について

セッションの内容

昨今のスマートフォンやタブレットなどの携帯機器は世界的な普及をみせ、さらに拡大し続けています。パネルをタッチして操作をする軽快でかつリッチなGUIも、もはや当たり前で日常的なものになりました。その一方でインターネットアクセスはもちろんのこと、スマートフォンやタブレットによるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)をはじめ、各種オンラインゲームはさらなる進化が進み、音声認識、文字認識や顔認識など様々なユーザーインターフェイスを使うゲームアプリケーションも増えてきています。
しかし、これらのアプリケーションは高速で、かつ、複雑な演算性能を必要とするため、バッテリー駆動を前提に設計されたスマートフォンやタブレットのCPUリソースを膨大に消費してしまいます。場合によっては、こういった処理を実行するために、アプリケーション全体の処理性能の低下はもちろんのこと、スマートフォンのシステム性能をも低下させる恐れがあるため、アプリケーション開発者は限られたCPUリソースのもとで、自社の技術を十分に発揮できずにいます。その中で、CPUリソースを劇的に軽減でき、かつ、複雑で多岐にわたるこれらアプリケーションを実行できるGPGPUがタブレットで搭載され始め、これまで実行困難なアプリケーションが実行可能になるのではと、今、開発者の間で注目を集めています。 
またこれに伴い、GPUコンピューティングをできるだけ容易に使うための手段として、OpenCLやRenderscriptといったGPUコンピューティングに最適なフレームワークも、いよいよ本格的に市場に展開される時期に来ています。 
そこで今年のCEDECでは、タブレットに搭載され始めたGPGPU、MaliT600シリーズをベースに、GPGPUの基本機能や性能概要をお話しするとともに、GPGPUをつかった新たなGPU Computingの実用アプリケーションをMaliT604搭載のタブレット、Nexus10を用いて実際にデモンストレーションをおこないながら、ゲーム開発者の方々に新しい可能性を見つけるヒントにしていただくとともに、OpenCLやRenderScriptを用いた際のオンラインゲームでの利点など、ゲーム開発者の方々に参考になるようなスマートフォン・タブレット向けGPGPUと今後の展望をわかりやすく解説します。

  • 菅波 憲一

    菅波 憲一

    アーム株式会社

    メディアプロセッシング部門

    ビジネス・デベロップメント・マネージャー

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