TOPプログラム アカデミック・基盤技術このセッション
受講スキル | 簡単な画像処理に関する知識 |
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受講者が得られる | 既存のアニメーションに対して、リアルな口内表現を自動付加する方法 |
セッションの内容
映画やゲーム等のCG映像コンテンツの制作において、キャラクタの口内にこだわった発話シーンをより簡易的に作り込む手法をご紹介します。リアルな口内細部の表現を行うためには、技術力のあるデザイナーが手作業で作り込む必要があるため、作成者への負担がかかります。これらの負担軽減のために我々は、リアルな口内画像を自動生成する手法を実現しました。具体的には、口内表現が不十分な発話アニメーションに対して、頭蓋骨の構造を考慮することで歯画像を挿入し、音情報と舌の動きを対応させた上で舌画像を挿入します。さらに、細部表現をよりリアルにするためにVisio-lization法を用いました。本セッションでは、Visio-lization法の解説とともに、リアルな口内表現の自動生成の可能性について言及します。
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川井正英
早稲田大学
理工学術院
修士1年
早稲田大学先進理工学研究科修士課程在籍
Visual Computing / グラフィクスと CAD合同シンポジウム 2013 oral発表
SIGGRAPH 2013 poster発表
共同研究者
岩尾知頼 / 早稲田大学
前島謙宣 / 早稲田大学
森島繁生 / 早稲田大学