TOPプログラム アカデミック・基盤技術このセッション
受講スキル | ゲームのアーカイブや、ゲームの歴史を後世の人々へ伝えることにご関心がある方 |
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受講者が得られる | ゲームのアーカイブ構築に関わる課題と現状 |
セッションの内容
明治大学では、マンガ・アニメ・ゲームの複合アーカイブ施設となる「東京国際マンガ図書館」(仮称)の設置計画を発表し、準備を進めています。2009年には、先行施設となる米沢嘉博記念図書館を開館させ、同人誌を含むマンガとサブカルチャーの専門図書館として一般公開するとともに、最終施設に向け、ゲームの保存や展示運用を試験的に行い、課題の洗い出しを進めて来ました。データベースの構築、メインテナンス技術の継承、プレイヤブルな展示と保存の両立など、技術的なものに限っても乗り越えるべき問題が多々あります。明治大学内で当計画を進めている立場から、こうした課題や現状について、報告いたします。
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森川 嘉一郎
明治大学
国際日本学部
准教授
1971年生まれ。早稲田大学大学院修了(建築学)。2004年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館コミッショナーとして『おたく:人格=空間=都市』展を制作(星雲賞)。著書に『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』(2003)など。明治大学にてマンガとサブカルチャーの専門図書館である米沢嘉博記念図書館の設立と運営、ならびに東京国際マンガ図書館(仮)の計画を推進。2013年には企画展示「すがやみつる展:『ゲームセンターあらし』とホビーマンガ」のキュレーションを担当。