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受講スキル | インタラクション技術に関する最近の動向について興味がある方 |
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受講者が得られる | ビジュアルなコンテンツ生成のためのインタラクション技術に関する最近の動向 |
セッションの内容
現代は大量生産・大量消費社会であり、一部の専門家によってデザインされた製品が世界中の大勢の人々によって使われるようになっている。しかし、このようなやり方では個々人の個別のニーズを完全に満たすことは難しく、また、自分で自分の生活を作り上げてくという創造の喜びを実感することが難しい。このような問題意識のもと、我々のプロジェクトでは、高度に発達した計算機技術を活用し、自分の使うものを自分でデザインできるようにすることを目指して研究開発を行っている。具体的には、プロでない普通のユーザが、3次元CGやアニメーションなどの映像表現を実現したり、自分が使う衣服や家具などの道具をデザインしたり、ロボットの行動を自分用にデザインしたりすることを可能にするためのインタラクション技術の研究開発を行っている。本講演では、本プロジェクトの研究成果についてデモやビデオを織り交ぜながら紹介する。参考:http://www-ui.is.s.u-tokyo.ac.jp/~takeo http://www.designinterface.jp/
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五十嵐 健夫
東京大学大学院
情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻
教授
2000年、東京大学大学院においてユーザインタフェースに関する研究により
博士号(工学)取得。2002年3月に東京大学大学院情報理工学研究科講師就任、
2005年8月より同助教授、2011年5月より教授。IBM科学賞、学術振興会賞、
ACM SIGGRAPH Significant New Researcher Award,
Katayanagi Prize in Computer Science 等受賞。ユーザインタフェース、
特に、インタラクティブコンピュータグラフィクスに関する研究に取り組んでいる。