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AC |
モーション(2) 仮想人間の動作制御技術 |
9月9日(火) 16:40〜18:00 |
■セッション概要 |
受講レベル |
中級 |
受講スキル |
受講者のスキルは問いません。ただし、内容の詳細を理解していただくためには、キャラクタアニメーションの基礎知識(骨格モデルや動作データの表現方法などの知識)があることが望ましいでしょう。 |
セッション内容 |
本講演では、動力学を考慮した仮想人間の動作制御に関する技術を紹介します。現在のコンピュータゲームでは、キャラクタの一連の動作は、基本的に、あらかじめ作成された動作データをうまく切り替えながら再生することで実現されています。そのため、キャラクタは、同じ動きの繰り返ししか行えない、という問題があります。特に、現実世界では、人間は、衝突や加重などの外部からの影響に対してさまざまな振る舞いをしますが、現在のコンピュータゲームでは、常に同じようなリアクションしか行うことができないため、不自然な動きとなってしまいます。本講演では、講演者が開発した動作制御技術に加え、本分野の最新技術も紹介します。
また、本講演では、キャラクタのリアルタイムアニメーションを実現する上で重要な、動作生成・変形技術、仮想人間の直感的な操作インターフェース、衣服・髪・皮膚のリアルタイム物理シミュレーション、などの技術についても紹介します。 |
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■講師プロフィール |
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尾下 真樹
九州工業大学
情報工学部
准教授 |
2003年 九州大学 大学院 システム情報科学府
博士後期課程 修了。博士(情報科学)。
2003年より、九州工業大学 情報工学部 講師。2004年より、助教授。2006年より、准教授。現在に至る。
コンピュータアニメーションの研究に従事。特に、仮想人間の動作制御・動作生成・動作変形技術、物理シミュレーション、インターフェース、などの研究に取り組んでいる。
2001年・2002年 IPA未踏ソフトウェア創造事業 開発者。 |
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伊藤 澄夫
株式会社バンダイナムコゲームス
コンテンツ制作本部制作統括ディビジョン 技術部 モーション課 |
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金久保 哲也
株式会社バンダイナムコゲームス
コンテンツ制作本部 制作統括ディビジョン 技術部 モーション課 |
1991年株式会社ナムコ入社
大型業務用、家庭用タイトルの開発に携わる。
現在、技術研究業務に移り、アニメーションに関する技術研究、社内セミナーなどを企画。 |
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