サウンド部門 / 優秀賞

世界に通用するAAAシリーズの存在感を裏付けるサウンド演出


株式会社カプコン
「BIOHAZARD VILLAGE」サウンド開発チーム

©CAPCOM CO., LTD. 2021 ALL RIGHTS RESERVED.

海外のAAAタイトルの良いところを取り入れつつも、自社で積み上げたアクションの音付けのノウハウやシリーズで受け継いできた独特のホラーサウンドの表現。さらに、3Dサウンドの試みに加え、TV、サラウンドなど様々な再生環境に合わせたダイナミックレンジの設定ができることにより、すべてのユーザーに最適なサウンド体験を提供しようとしている点を評価。

没入感を生み出すために複数の技術を高次元で融合させた新世代リファレンスとなるサウンド演出


Housemarque Oy, Inc.
「Returnal 」サウンド開発チーム

プレイヤーを自然な定位感で包みこむ濃密な環境音、空間に広がる銃声、敵を仕留めたときの明確な手ごたえ、環境音と音楽が融合した全ての音響に心奪われる。自動生成されるマップに合わせたアンビエンスとリバーヴ、5次アンビソニックス、SFXとハプティクスフィードバックの連携による空気振動の体感など、全方位で緻密に演出されており、2021年のゲームサウンド演出の模範になったことを評価。

時代に合った高音質、低遅延、安定性のあるリモート再生技術


Audiomovers
「LISTENTO」開発チーム

コロナ禍において、リモートでの音楽・ボイス収録・ミックス作業をより身近なものにしたシステム。高音質・低遅延で安定性のある配信技術、配信側はDAWにプラグインをインサートするだけで簡単にセットアップでき受信側はURLをクリックするだけという使い勝手の良さや、スタジオの人数制限を気にすることなく立ち合いができ若手育成の機会を醸成した点についても評価。

レースの臨場感を表現する丁寧かつ効果的なサウンド演出


株式会社Cygames
「ウマ娘 プリティーダービー」サウンド開発チーム

レースの臨場感やわくわく感、キャラクターの魅力を最大限に引き出し、何度もプレイしたくなるようなサウンド演出。シーンの様々な環境に対応できるよう初期反射の組み合わせでデータ量を押さえつつ効果的に空間の表現ができている点、足音や歓声のパターンを多く用意してシーンごとに足し引きすることで、活気がありつつプレイヤーを飽きさせない効果音演出を評価。

文化の壁を超えた音楽共同制作とオンラインでの発信


HoYoverse
「原神」HOYO-MiXチーム

©COGNOSPHERE

広大なオープンワールドのゲームの世界観を音楽で表現するため、コミュニケーション上の課題を乗り越え、ステージに合わせて世界各国の楽器を用いて楽曲を収録。オンラインのコンサートや、楽曲制作の過程を継続的にユーザに届ける等、世界観を音で表現するだけでなく、音でゲームを盛り上げる工夫をしていることを評価。