レギュラーセッション

迷わないためのWeb API実装方針: ドラゴンクエストタクトのケーススタディ

講演形式
レギュラーセッション
講演時間
08月23日(水) 13:30 〜 14:30
講演ルーム
第12会場
受講スキル

Web API実装に興味がある方

得られる知見

* RDBMSにおけるロックの獲得方針の一例

* APIレスポンスフィールドの決定方針の一例

セッションの内容

ゲームのバックエンドAPIは、表面上はAPIクライアントからのリクエストを検証し、リソースを読み書きし、結果を返すというシンプルな役割を持ちます。しかし、実装に進むと、どのロックを獲得するべきか、データベーストランザクションはどこで開始すべきか、どの層に実装を書くべきか、レスポンスフィールドに何を含めるべきかなど、多くの問題点が浮かび上がります。

このような状況で重要なのが、明確な方針を立て、レールを敷くことです。これにより実装が効率化され、問題解決の進行がスムーズになります。

本セッションでは、ドラゴンクエストタクトを一例として、これらの問題に対する具体的な解決策についてお話しします。

市東 隼

株式会社Aiming

第一事業部

スペシャリスト

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<講演者プロフィール>

2012年に株式会社Aimingに入社。
基盤チームで修行後、管理ツールやバックエンドAPIの開発に従事。
ドラゴンクエストタクトでは、技術選定に始まり、バックエンド全般の開発を担当。

<受講者へのメッセージ>

ゲーム開発におけるバックエンドAPIの実装は一筋縄ではいきません。特に、スケーラブルな設計やデータベースロックの問題など、様々な課題があります。
実装時にも、ロック獲得をどこに記述すべきか、このエンドポイントのレスポンスはどう定義すべきか、などの悩みが生まれます。
このセッションでは、ドラゴンクエストタクトの開発を一例に、これらの課題に対して試みた解決手段をお話します。今後の開発の参考にしていただければ幸いです。
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