ショートセッション

「タクティクスオウガ リボーン」のAI実装事例

講演形式
ショートセッション
講演時間
08月25日(金) 17:50 〜 18:15
講演ルーム
第8会場
受講スキル

ゲームAIの実装に興味がある方

簡単なゲームAIを実装したことがある方

得られる知見

ターン制シミュレーションゲームのAI実装

セッションの内容

「タクティクスオウガ リボーン」はターン制のシミュレーションゲームです。一つのユニットの行動を決定する際にはAIが、数千、数万の選択肢の中から一つの行動(移動先+アクション)を選ぶ必要があります。本作のAIは、ルールベースとシミュレーションベースの意思決定を組み合わせた上で、前作「タクティクスオウガ 運命の輪」から大幅に改善した位置評価機能によって支えられています。このセッションでは、今作で採用したAI技術を実例を交えながら解説します。

長谷川 誠

株式会社スクウェア・エニックス

第一開発事業本部 ディビジョン5

プログラマー

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<講演者プロフィール>

いくつかのコンシューマー系ゲーム開発会社を経て、2016年 株式会社スクウェア・エニックス 入社。
『タクティクスオウガ リボーン』では、バトル及びAIのプログラムを担当。

講演歴
CEDEC2019 『LEFT ALIVE』における地形表現とナビゲーションAI

<受講者へのメッセージ>

本セッションでは、シミュレーションゲームで採用したAI技術を紹介します。ルールベースAI、シミュレーションベースAI、位置評価は、それぞれ独立して使用できる汎用的な技術です。シミュレーションゲームに限らず、これらの技術は広範なジャンルに適用可能です。したがって、「大量の行動の選択肢の中から一つを選ぶ」といった課題や、「複雑な地形の中で自分の武器の射程を考慮した移動先の良し悪しを決める」といった課題に取り組んでいる方々には、何かしらのヒントを提供できるかもしれません。皆さんにとって有益な情報が得られることを期待しています。
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