CEDEC運営委員会インタビュー

CEDEC2023 ビジュアルアーツ分野インタビュー

ビジュアルアーツ分野 主担当 櫻井 慶子
──ビジュアルアーツ分野における最新の特徴を教えてください。

櫻井:

ビジュアルアーツ分野はデジタルコンテンツの表現全般を広く捉え、コンピュータエンターテインメント全般において新しい表現手法や制作フローを追求しつつ、多様化していくメディアに対応する技術を取り扱っております。
視覚的要素であればゲームに限らず、アニメや映像、ストップモーションなど周辺領域からの公募も過去に実績があります。

──この分野で特に求めているトピックを教えてください。

櫻井:

最近の特に求めるトピックとしては、近年大きく進化してきたAIを用いた効率化や品質向上の手法、シェーダーやマテリアルを使ったより高度な表現、そしてグローバル化に伴い効率化・最適化されていく制作技法などが注目されております。
また、毎年人気を博すテーマとして、キャラクターデザインなど2Dアート面のノウハウも特に求めるトピックとして挙げております。
また、特に求めるトピックとして挙がっておりませんが、近年のクリエイターの作業環境における進化も、個人的に気になっております。会社的にも個人的にも、効率化を進めるために行っている工夫などがありましたら応募をご検討ください。

──ご自身の経験や過去の応募者の反応から、応募するメリットはどう感じていますか?

櫻井:

CEDECへの応募は、自分が学んだことを資料化し、共有する絶好の機会です。社内で共有するタイミングがなかったものなど、この機会にまとめてみてはいかがでしょうか。
自分の学んでいる事、取組んでいることとCEDECで求められているトピックや技術ロードマップを見比べてみるだけでも、見えてくるものもあると思います。

──CEDECでの登壇メリットについてはどう感じていますか?

櫻井:

本イベントは国内で高い注目度を持つゲーム開発者向けのカンファレンスです。講演が記事になることも多いため、自身のキャリアアップや企業のイメージアップに繋がります。 ゲーム業界で働く上で、他社の同業者とのつながりを作ることが困難な場合もありますが、CEDECでの登壇によって他社のクリエイターと交流の機会が生まれると思います。私の場合は、CEDECでの登壇をきっかけに知り合った方から数年前に運営委員としてのご招待を受け、現在このような形で参加しています

──最後に、公募を検討している方へメッセージをお願いします。

櫻井:

今年は念願のハイブリッド開催となりましたので、リアル開催のCEDECの雰囲気に近い、あらゆる専門職のクリエイターの熱気を直接感じ、交流が出来るイベントになりました。
もちろん、リアル参加が難しい方は引き続きオンラインでご参加いただき、チャットを通じて講演者にご質問など頂ければと思います。
過去のオンライン開催で講演者として登壇された方も、是非ハイブリッド開催のCEDECも体験してみてはいかがでしょうか。
今年のCEDECを盛り上げるため、皆様の応募を心よりお待ちしています。
オンラインでもリアルでもまた皆様とお会いできることを楽しみにしております!