グローバルゲーム業界最前線2021―ニューノーマル時代を先行する欧米中に日本企業は如何に適応するべきか
ゲーム産業に加えコンテンツ産業についての最新トレンドを把握していると、本セッションの意図がより伝わると思います。
ゲーム業界におけるグローバルなトレンドを総体的に把握することが可能となります。
2020年という激動の時代を乗り越え、グローバルなゲームシーンはニューノーマル時代に移行しています。世界レベルで市場規模が過去最高を更新し、巣ごもりという状況において、如何にゲームというメディアが人々に「潤い」をもたらしたかが明確となりました。これらに加え、欧米では新世代コンソールが着実に浸透するのに加え、eスポーツもニューノーマル時代に適応を進めています。これらに合わせるようにゲーム会社大手が中堅開発スタジオやeスポーツ興行機関を傘下に入れるなど戦略的なグループ編成もより明確となってきました。また、Facebook、Niantic、そしてソニー・インタラクティブエンターテインメントがそれぞれのポジションから新たなXRデバイスを提案することで新たなゲーム体験の可能性を示唆しました。このように激変するグローバルシーンの中で、日本企業は如何に独自のポジションを維持するべきなのでしょうか?本講演は株式会社角川アスキー総合研究所「ファミ通ゲーム白書」編集長 マーケティンググループマネージャを務める上床光信氏が欧米市場について、中国ゲームビジネスに16年近く携わりつつ、日本における、中国ゲームメディアの代表格である「ゲーム大陸」を立ち上げた北阪幹生氏が中国市場に関して解説します。
そしてこれらを20年にわたりアカデミックな立場でゲーム産業やその周辺産業をウォッチしてきた、立命館大学映像学部教授の中村彰憲氏がモデレートすることで激変するグローバルなゲームシーンを一目に俯瞰することを目指します。