レギュラーセッション

インディペンデントな会社が「IP」とどう付き合い優れたものづくりをするか

講演形式
レギュラーセッション
講演時間
08月26日(木) 16:10 〜 17:10
講演ルーム
第9会場
資料公開
予定あり
受講スキル

・他社に自社IPを使ったゲームやグッズを発注したい方

 IP管理業務経験が実際にあればよりベター

・IPを用いてゲーム・グッズを制作したい方

得られる知見

 IPを使ってゲームやグッズを実際に制作する側は、IP管理側から具体的にどのような協力が得られると、より良い結果につなげられるのか

 食品やアパレルなどでゲームIPを展開したい場合、IP管理側は制作側とどのように連絡を取れば良いのか

 本講演では原則として「こだわりが活きた(インディ)グッズ/ゲーム」の制作を前提とする。例えば食品グッズであれば、全国のスーパーマーケットの棚を抑えるような、大量生産するグッズについては、あまり議論しない(そのクラスの展開が可能な企業であれば、企業内に専門部署があると思われる)。

セッションの内容

大きな資本を持たない、「インディペンデントな会社」が大きな力を持つIPとどのように付き合い優れたものづくりをするかを実例を交えてお話していきます。

・代々続く食品を中心とした家族経営の会社ながら、オタク心を踏まえて大きなIPのグッズを制作し評判を得てきた株式会社山岸産業

・個人が立ち上げた会社で、IPの力をインディーゲームのプロデュースに持ち込んだ株式会社ワイソーシリアス

この2社の代表が講演します。

斉藤 大地

会社ワイソーシリアス

CEO

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<講演者プロフィール>

斉藤大地:
1987年生まれ、早稲田大学政治経済学部卒。
2011年ドワンゴ入社。ニコニコ超会議の企画などを経たのち、
インディーゲームの企画担当者に。ゲーム実況やゲームのコンテストの企画を担当。
オリジナルインディーゲーム「殺戮の天使」をプロデュースし、
コミカライズ180万部以上、TVアニメ化などメディアミックスを成功させる。

その傍らゲームメディア「電ファミニコゲーマー」の副編集長を兼任。
「ゲームの企画書」をはじめとした大規模企画によって、
新しいゲームメディアの可能性を追求しました。

2018年、「エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督が
代表を務める株式会社カラーと、
株式会社ドワンゴより出資を受け、株式会社バカーを設立、
東方Project二次創作ゲーム「Touhou Luna Nights」をプロデュース。
2019年、株式会社バカー退任後、株式会社ワイソーシリアスを設立。
「幻想郷萃夜祭」「ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー」をプロデュース。
2021年「NEEDY GIRL OVERDOSE」をプロデュース。

<受講者へのメッセージ>

IPと一口に言ってもすべて事情も担当者も異なり、一般化はできませんが、弊社の事例が参考になれば幸いです。
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山岸靖

株式会社 山岸産業

代表取締役

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<講演者プロフィール>

1980年生まれ、同志社大学経済学部中退。
2006年、株式会社山岸産業入社。信州そば、長野県産品ギフトの製造販売に関して、営業をメインとして従事。
2018年、株式会社山岸産業代表取締役に就任。創業から数えて六代目油屋清右衛門となる。同年より漫画・アニメ・ゲームIPを活用した商品開発に着手。運営開始1年目だった「にじさんじ」の「おけまるりんごジュース」、アニメ放映中の「僕のヒーローアカデミア」の「轟焦凍の蕎麦」の製造を皮切りに次々とコラボ商品を開発。
2019年末、「THE KING OF FIGHTERS」とコラボした「蕎麦処 八神庵のそば」を販売。
2020年2月より、長野県白馬の3スキー場とコラボした「僕のヒーローアカデミア ヒーローインスノーマウンテン」イベントを主催。

<受講者へのメッセージ>

CEDEC登壇者としては異色の経歴かとは思いますが、地方の中小企業からのエンタメ産業への挑戦と、小回りの利く中小企業ならではの視点・地方企業の持つ技術や資源を活用することで、小規模から始めるIP活用とIPそのものへのフィードバックについてお話しできればと思っています。
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