レギュラーセッション

Android/iOS 実機上での自動テストをより楽に有意義にする為に ~端末管理・イメージ転送・動画記録等の周辺情報のノウハウ共有~

対象プラットフォーム:モバイル
講演形式
レギュラーセッション
講演時間
08月25日(水) 14:50 〜 15:50
講演ルーム
第4会場
資料公開
予定あり
受講スキル

【必須】

自動テスト環境の構築経験

※これから自動化を始めよう、という人には少々難しい内容です

【あるとより理解が深まる】

・Android/iOS について「ビルド~実機上での実行」まで一通り経験したことがある

・Jenkins を触ったことがある

具体例として Jenkins の設定方法を紹介します。

・MacOS を触ったことがある

具体例として MacOS 上で構築した環境を紹介します。

・テストフレームワークに関する知識

テスト手法については本講演の対象外ではありますが、テストフレームワークとの連携に関して触れる箇所があります。

・Unity に関する知識

講演内でほんの少し Unity について触れる箇所があります。

得られる知見

Android/iOS 実機上での自動テストを構築するのに必要な端末管理・イメージ転送・動画記録等の周辺情報のノウハウ

※テストの自動化手法そのものではなく、周辺環境に関するノウハウであることにご注意ください

セッションの内容

当講演では、Android/iOS 向けタイトルにおける、オンプレミスで動作する実機上での自動テスト環境構築・運用時に得たノウハウについて共有します。

中でも一般的に言及が少ない、自動テスト環境を構築するのに必要な"周辺情報"にフォーカスして解説を行います。

"周辺情報"とは、テスト実行そのものやテストフレームワーク"以外"の以下の内容を指します。

・端末の管理や情報の取得

iOS 端末の IP アドレスを取得するにはどうしたらいいか等。

・アプリケーションイメージの転送や起動

iOS のアプリケーションイメージをコマンドラインで実機に転送・起動するのはどうすればいいのか等。

・実機上の映像の動画撮影

Android/iOS 実機上でゲームの映像を録画する場合それにはどんな手段があってそれぞれのメリットデメリットは何があるか等。

その他、環境構築後の運用時に発生した問題とその解決方法の共有も行います。

当講演を通じ、 Android/iOS 実機上で自動テストやってみようかな、と思う人が少しでも増えれば嬉しく思います。

竹原 涼

株式会社セガ

開発技術部

ビルド/QA/ツール/ネットワーク エンジニア

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<講演者プロフィール>

2008年に株式会社セガにプログラマとして入社。
開発環境整備、ツール製作、ネットワーク、グループ内カンファレンス主幹等ジャンルを問わない幅広い業務に従事。
最近の興味ある分野はサウンド開発環境の効率化とネットワークプロトコル。

【登壇歴】
CEDEC 2020 「技術同人作家になろう ~働き方改革時代におけるエンジニアのレベルアップの一例~」
Unite Tokyo 2019 「大量のアセットも怖くない!~HTTP/2による高速な通信の実装例~」
CEDEC 2018、CEDEC 2016、CEDEC 2015 プロダクション関連のラウンドテーブル
GDC2016 報告会 「GDC16にみる自動化技術とテストのトレンド」

<受講者へのメッセージ>


近年、モバイルゲームにおいても自動化の機運が年々高まってきており、ありがたいことに事例の発表も数多く行われています。
しかし、実際に自分で Android/iPhone 実機に関する自動化環境を構築しようとすると、"周辺情報"の情報はあまり多くなく、案外スムーズに環境構築を行うことができなかったりします。
そこで当講演では、実際に私達が踏んだ"周辺情報"に関するトラブル事例や工夫したポイント等をあますことなくお伝えします。
大小様々なノウハウを共有する予定ですので、何か一つでも有益な情報を持ち帰って貰えると嬉しく思います。
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廣島 岳史

株式会社セガ

開発技術部

QAエンジニア、ツールエンジニア

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<講演者プロフィール>

2006年に中途で株式会社セガに入社、アーケード向け社内ライブラリ開発から、家庭用・モバイルを含むマルチプラットフォームミドルウェア開発に従事。
最近ではGitを簡単操作する為のGUIツールの作成や、Unity向けテスト支援ソリューションの開発をしています。

<受講者へのメッセージ>

ゲームにおいても、テストの自動化は徐々に一般的になってきています。
しかし、いざ Android や iPhone でテストの自動化環境を構築しようとすると、その周辺情報の少なさに苦労し、さまざまな落とし穴にはまる事が多いです。

当講演では、我々が直面したトラブル事例や、情報が少なく苦労した点などを共有します。
皆さんの開発環境の改善のお手伝いが出来れば幸いです。
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