インタビュー:インタラクティブセッション

「実際に動いているものを見たり聞いたりする事でその技術の理解が深まる事例の紹介が他のセッションと異なる特徴です。」

インタラクティブWG リーダー
濱野 隆
──インタラクティブセッションのご紹介をお願いします。
濱野:PCやスマホの画面を飛び出して、物理的なハードウェアやセンシングデバイス、それらによる新たな体験や可能性を感じられる事例を紹介するセッションです。
実際に動いているものを見たり聞いたりする事でその技術の理解が深まる事例の紹介が他のセッションと異なる特徴です。
──デバイスの造形や動きなど物理的に見聞きできるのはインタラクティブセッションならではの面白さですね。
本分野に適したトピックはなんですか?
濱野:今年はオンライン開催ということもあり、事前収録した映像もしくは中継映像の配信によりセッションを開催します。その関係上、ロボット関連の技術や、センシングデバイスを用いた技術が適していると思います。
VR/AR/MR関連のセッションを応募される方は、参加者の皆様がわかりやすいように映像に工夫をしていただけるとより良いセッションになると思います。例えばグリーンバックと合成して説明した映像などがあると理解しやすいかもしれません。
──インタラクティブセッションへの応募時に注意することはなんですか?
濱野:今回はオンラインでの開催になりますので、残念ながら視聴者は実体験できません。あらかじめ登壇者の方々にて、実演された映像を用いたセッションとなります。
応募の際は、どのような技術なのかがわかるような映像を提出してください。
映像はセッション本番までの間に差し替えることも可能です。
──応募からセッション開催まで時間があるので内容のブラッシュアップなどに取り組むこともできるんですね。
さて濱野さんが個人的にぜひ聞きたいトピックはありますか?
濱野:昨今進化が目覚ましいロボット分野は気になっています。AIやディープラーニングとロボットの組み合わせや、各種センシング技術とロボットの組み合わせなどほかの技術要素との相乗効果についてお話を聞ければと思います。
また、ナノテクノロジーから、産業用ロボット、介護やリラクゼーション分野での展開はよく耳にしますが、ゲームやエンターテインメント分野などへのロボット技術の展開はまだ始まったばかりなので注目しています。
──ご自身のご経験や過去応募者からの反応で、応募や登壇メリットはどう感じていますか?
濱野:CEDECに応募するための資料作りを進めていくことで、自分の考えや取り組みが整理できるきっかけになると思います。また登壇することで、新たなコネクションづくりにつながると思います。セッション内容がメディアで紹介されることで、新たなビジネスチャンスに発展する可能性も高いと思います。
──最後に応募を考えている方へのメッセージをお願いします。
濱野:今回、初めてのオンラインによるインタラクティブセッションとなります。
昨年2020年はコロナ禍の影響もあり、インタラクティブセッションが開催できませんでしたので、紹介したい技術はこの1年でかなり蓄積されたと思います。この機に是非とも応募いただければと思います。
──皆様からのご応募をお待ちしています。本日はありがとうございました。