光沢反射面に映りこむ炎と煙の新表現 -層化仮想面光源を用いた自己発光ボリュームの実時間大域照明法-
講演形式
ショートセッション
講演時間
09月04日(水) 17:50 〜 18:15
資料公開
予定あり
受講スキル
物理ベースのレンダリングに関する背景知識をある程度有する方。
シェーダ言語を用いた実時間のボリューム(煙や炎)の表現に興味がある方。
得られる知見
レンダリングに関する基本知識はもちろんのこと、特にボリューム・レンダリングに関する専門的な概念を簡単に解説いたします。
また、実時間ボリュームレンダリングを可能にする提案法の理論や実装の詳細、また実際にどのような結果が得られるかをご紹介いたします。
セッションの内容
本セッションは実時間レンダリングにおいて、これまで計算リソースの関係で扱うことが難しかった炎や煙が光沢反射面に映り込む表現を可能とする新しい計算アルゴリズムについて紹介する。セッション中ではボリューム・レンダリングの基本概念を紹介した後に爆発や煙などのボリュームを仮想的な面光源に分割することで、ボリュームの映り込みを含む大域照明の効果を高速に計算するアルゴリズムに話を展開する。セッションの最後には実際の描画結果を紹介すると同時に、提案手法が今日のグラフィックス・ハードウェアを用いた場合にどれほどのパフォーマンスを発揮するかについて解説する。