みなさん、はじめまして。CEDEC運営委員 広報担当です。CEDECに興味を持っていただき、ありがとうございます!
本ガイドは、CEDECに参加される方向けの総合ガイドです。見どころがたくさんのCEDECですので、体験プランのひとつとして参考にしていただければと思います。
職種・年齢・社会人・学生・法人・個人を問いません。つまり、ゲーム作りにかかわるすべての人が参加する意義があります。
セッションから知見を得ること、展示から最新技術を知ること、懇親会で同じ志の技術者と出会うことを通じ、今後のゲーム開発にかかる活動をより豊かにすることができます。
CEDECに参加するためには、まずは受講パスの購入が必要です。受講パスは複数の種類があります。ご自身の用途にあった受講パスをお買い求めください。
- レギュラーパス
- デイリーパス
- エキスポ&スポンサーパス
- エキスポパス(学生のみ)
レギュラーパスは、すべてのセッションを3日間通して参加できます。デイリーパスはその名の通り1日のみ利用できます。
エキスポパスは、学生さんのために用意している安価な受講パスです。利用範囲は最も少なく、展示とインタラクティブセッションのみとなります。
受講パスは講演会場の入場時にご提示いただきます。紛失しないように大切に管理してください。
講演会場への入場時には、受講パスを係員がチェックしますので、首からさげて係員にご提示いただくとスムーズに入場いただけます。
受講パスの下は、「自己PR欄」を設けてあります。 こちら自由に記入して頂いてかまいませんので、会場での積極的な交流にご活用ください。
<チェック!> 受講パスは当日に並ばず入場できる郵送受け取りがオススメ!
当日のパス受け取りは混雑が予想されます。
受講パスは入金の確認後、順次発送いたします。8月19日(月)付でご入金が確認できない場合は、現地でのパスの引き渡しとなります。
お早めに振込手続きを行っていただき、事前にパスを入手することで、開催当日は受付に並ぶことなくスムーズに入場できます。
当日パス受付は、非常に混雑します。
受講パス購入の際にはアンケートの記入をお願いしております。現在のゲーム産業従事者の実態を調べる調査です。
少々項目が多いですが、ぜひご記入いただければと思います。
最後にお得なご案内です。受講パスには「早割」があります!2019年7月31日までに購入いただければ、割引価格で受講パスを購入いただけます。
是非お早めお買い求めください。
会場であるパシフィコ横浜の最寄り駅は、JR線「桜木町駅」または横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい駅」です。どちらも、駅から少々歩きますので時間に余裕をもってご来場ください。
- 桜木町駅経由
おおよそ20分かかります。改札を出て北西の出口を出ると、左前方に大きな横断歩道が見え、その先は動く歩道になっています。そのままいったん横浜ランドマークタワーに入り、隣のクイーンズスクエアを経由してパシフィコ横浜に向かいます。
- みなとみらい駅経由
おおよそ15分かかります。改札を出て左手側に進み、長いエスカレーターを通ってクイーンズスクエアへ出てから、パシフィコ横浜に向かいます。
受講パスをお持ちの場合は、そのまま入場できます。受講パスを入れるホルダーを受け取り、首から下げて、目的の講演会場やブースにお越しください。
ホルダーは入口の近くで配布しています。
※8月19日(月)付でご入金が確認できない場合は、現地でのパスの引き渡しとなります。現地での引き渡しには時間がかかる事が予想されますので、お早めに振込手続きを行っていただき、事前にパスを入手する事をお勧めします。
入場すると、まずは「チケットホルダー」をもらいます。また、その際にトートバッグ引換券を受け取ります。少し先でトートバッグを受け取ることができます。
トートバッグは、CEDECの公式プログラムガイドと、スポンサー企業によるパンフレットのセットが入っています。
また、セッションの日程表と部屋番号などの情報のみ抜き出したポケットガイドも含まれています。
<チェック!> 会場の変更など「お知らせ」を2階で確認しましょう!
講演者や会場の都合により、当日にセッション会場が変更になったり、残念ながら中止になってしまうこともあります。
公式サイトでも逐一お知らせしていますが、変更情報は2階のパネルに掲示しています。来場時には、まずはこの掲示板をご覧ください。
会場に入ったら、インターネットへの接続を確認してください。CEDEC会場には毎年、イベント期間専用のWi-Fiが設置されています(有線LANの設置はありません)。
SSIDとパスワードは会場内に掲示されています。
セッションは、CEDECにおける講演のことです。すべてのセッション概要が公式サイトで公開されていますので、事前にどのセッションに参加するかあらかじめ決めておくとスムーズです。
公式サイトでは、セッション内容を分野やタグで絞り込んで検索できます。また、セッション情報一覧はCSV、JSON形式でダウンロードできます。
必ず聞きたいと思うセッションがあったら、カレンダーアプリなどに部屋番号を登録すると、当日迷わずにすみます。また、セッション後に講演者と直接コミュニケーションがとれる「講演者交流スペース」を用意しています。セッション終了直後は次のセッションの準備もありますので会場内での交流はご遠慮ください。講演者との交流をご希望の際は一度退出していただき、交流スペースに移動してください。
また、セッションは途中退出が可能です。セッション内容が想定と違っていた場合は、別のセッションに途中から参加することもできます。
- 基調講演
基調講演は、ゲームまたは近隣分野で目立つ活躍をされた方を招き、その年のCEDECとゲーム産業の方向性を示す大型セッションです。
基調講演は朝の一番最初の時間に、1階のメインホールで行われます。
- セッション
通常のセッション形式です。スライド資料を使って、講演者がテーマについての発表を行う形がスタンダードです。セッションによっては実演を行うものや、動画・音声による実績の上映、聴講者参加型のスタイルもあります。
セッションには60分のレギュラーセッションと、25分のショートセッションがあります。
- サテライト会場
セッションが満員になった場合は、セッションの様子をビデオストリーミングする「サテライト会場」が用意されることがあります。
- ワークショップ
セッション形式ではなく、一般参加者が実際にツールやプログラミングを触って覚える実践セミナー形式のセッションです。約1時間みっちり最新のツールや環境を体験することができるプログラムです。使用するツールや環境によっては、持ち込むPCのスペックが指定されている場合がありますので事前にご確認ください。
- パネルディスカッション
決まったシナリオがない、討論形式のセッションです。複数の講演者とモデレーター(司会)が登壇し、テーマに沿ったお題をスクリーンに掲げて、そのお題に対して講演者が意見を述べる形式です。
- ラウンドテーブル
パネルディスカッションは登壇者の意見討論が中心ですが、ラウンドテーブルはさらにそれを推し進め、参加者も含め全員が対等に議論に参加できます。ぜひ積極的に話しましょう。
- インタラクティブセッション
展示形式のセッションです。会場内の一角にブース群があり、発表内容は大きな1枚のポスターにして掲示してあります。その前で研究に関する実機などを用いたデモンストレーションをするものです。
- CEDEC CHALLENGE
決められたテーマや制限内で作成された成果物に対して、レビューやコンテストを実施する形式です。
<チェック!>人気になりそうなセッションへの会場到着はお早めに!
CEDECではセッションとセッションの間に15~20分の間隔がありますが、超人気セッションは満員となってしまう可能性があるため、早めに移動することをお勧めします。基調講演はとくに混雑します。
基調講演は毎年混雑します!
CEDECに参加したからといって、セッションに参加可能な時間は必ずどれかのセッションに出なくてはならないわけではありません。会場内にはさまざまな展示やスポンサーブースがありますし、休憩コーナーを作っているスポンサーもいます。
最も重要なことは、カメラ撮影のルールです。撮影可能なセッションと、禁止しているセッションがあります。CEDEC公式WEBサイトや会場にて案内しています。
そして、撮影が許可されている場合も、シャッター音の出るアプリの利用は禁止です。
撮影禁止マークと撮影OKマーク
シャッター音を鳴らした方は係員によって退出をお願いすることもあります。撮影時はシャッター音の出ないカメラ、アプリ等で撮影をお願いいたします。
ほとんどの講演資料は後日、CEDiLという資料公開ページに掲載されますので、全スライドを撮影しなくても大丈夫です。(掲載されない講演もあります)
※メディアの取材におきましても、記事に使用する以外の撮影は一般の参加者と同じルールが適用されます
タイムシフト配信は、セッションをオンラインで視聴できる有償のサービスです。セッション終了後に公開され、一定の時期まで見ることができます。
タイムシフト配信がないセッションもあります。また、講演者の都合などによりタイムシフト配信が急遽取りやめになる可能性がありますので、公式サイトやインフォメーションをご確認ください。
必ず見たいセッションは現地で参加しておくことがおすすめです。
ライブ配信は、Youtubeなどで行われる配信です。こちらのアーカイブは残らないことがあります。
CEDECの活用として外せないのがスポンサーブースのチェックです。
普段利用しているツールやエンジン、サービスの担当者がそろっていますので、気になる新機能や今のプロジェクトで困っていること、これからの相談などをまとめて行うことができます。
CEDEC書房は、ゲーム開発者向けの書籍を出している出版社を招き、関連書籍の特設販売ブースを組んでいただく催しです。
最新の書籍が読めるほか、これから出る本のプレビューがあったり、著者サイン会が開かれることもあります。そして何より、CEDEC会場特別価格を適用している出展社が多いです!
- ボランティアスタッフについて
今年もボランティアスタッフにご協力いただいています。
ボランティアスタッフは、ピンクのTシャツを着用していますので、困ったことがあればお声掛けください。
昨年のTシャツは青でした。
CEDECは運営の公式アカウントがあります。TwitterやFacebookでは、開催直前から最新情報を公開しています。
会期中は急なセッション会場の変更などの情報もでますので、TwitterやFacebookをよく見る方はフォローしておくと便利です。
- CEDEC AWARDS
CEDEC AWARDSは、その年にゲーム産業の発展に貢献したタイトルを分野ごとに選出・表彰するアワードです。エンジニアリング部門、ビジュアルアーツ部門、ゲームデザイン部門、サウンド部門の4つの分野ごと5つの作品・人物などへ優秀賞を授与します。加えて、オンライン投票によって5つの中から最優秀賞を選出します。オンライン投票は、CEDEC1日目まで投票できます。
CEDEC AWARDSのセレモニーは、2日目に開催されます。2日目に参加可能なパスをお持ちの方は、どなたでも参加いただけます。
見どころはノミネートされた作品を大ホールの画面で振り返ること、受賞した開発者からは、作品にかけた思いを生で聴くことができる場面です。
- Developers’ Night
Developers’ Nightは、2日目に開催されるCEDECの公式交流パーティです。2日目に参加可能なパスをお持ちの方は、チケットを購入いただければどなたでも参加できます。
このパーティーに参加している講演者も多いです。聞き足りなかったことを質問してみてもよいでしょう。
また、数多くの会社のゲーム産業にかかわる方が集まっています。ぜひ親交を深めてみてください。参加チケットは初日と2日目に2階総合受付にて販売されています。数に限りがありますので、お早めにお買い求めください。
CEDECの全体の流れについてご案内させていただきました。大勢のゲーム開発者が集まるイベントですので、疲れてしまうかもしれません。会場内の休憩スペースや外などで適宜に休憩を取りつつ、楽しみながら参加していただければと思っています。CEDECはセッションを中心とした開発者交流の場でもあります。ぜひ同じ志の仲間を見つけてもらえればと思います。