ARやMR(Mixed Reality)が主題の講演となりますのでVR/AR/MRの違いなど基礎知識がある方を前提に講演します。昨年のセッションをCEDiLで参照頂けますと幸いです。
https://cedil.cesa.or.jp/cedil_sessions/view/1799
モビリティ、リアルワールドロケーションに関しては基礎から説明します。
世界規模でのリアルワールドエンターテインメントのモビリティを含めた新たな可能性、スマホ、ウェアラブル、向けAR・MR開発のポイント。なぜ現実や人が主役なのか、我々が考えるAR、MRの本質について。
セッションの内容
MR(ミックスドリアリティ)、モビリティ、リアルワールドロケーションによる3つのプロトタイプを通して得られた未来のリアルワールドエンターテインメントにおけるバンダイナムコ研究所の挑戦を紹介します。
昨年のCEDECにおいてMRにおける新たな遊び、Collaborative Playを紹介させていただきました。今年は新たな遊びのコアを手に入れた次のステップとして、都市にとって重要な要素である、モビリティとリアルワールドロケーションを融合し、エンジニアリングでの知見も含めた現実世界における未来のエンターテインメントに向けた他に例がない先行事例の知見の共有をいたします。
2015年の屋内砂浜 海の子、2017年のマイクロソフトホロレンズでの実物大パックマンのプロトタイプ発表をはじめとしてバンダイナムコ研究所はXR分野において様々な挑戦を行っています。2018年は本田技研工業株式会社様のパーソナルモビリティUNI-CUBをお借りしてモビリティとMRの実験を「シーグラフアジア2018」と「山口県周南市の地方創生イベント」で行いました。「シーグラフアジア2018」では、VR/AR award VR/AR technology, Content award 2nd placeを受賞しました。2019年はGoogle マップにより現実世界を取り込み、プロトタイプ開発し、GDC(Game Developers Conference、サンフランシスコ)のGoogle様ブースにて展示を行い、大きな反響を得ることができました。
今回のセッションではゲームデザインとエンジニアリングの分野において、これまでのスマートフォン(ハンドヘルド)、HoloLens(ウェアラブル)、UNI-CUB(モビリティ)の実験と多くのお客様からのフィードバックをもとに、マルチデバイスが交わるMR、ARでの開発手法、設計の違い、気を付けるポイントそしてフィードバックから得られた知見を広く共有いたします。
現在スマートフォンで開発されている開発者の方はもちろん、将来のエンターテインメント開発者に向けてAR/MRグラス、モビリティ、Googleマップを通して現実世界へ溶け込み混然一体となった新しいエンターテインメントの姿を皆さんと共有し、新鮮な驚きと学びに満ち、行動を喚起するようなセッションにしたいと思います。よろしくお願いいたします!