ディープラーニングによる画像処理を実機側で高速に動かし、活用する技術
講演形式
ショートセッション
講演時間
09月04日(水) 18:20 〜 18:45
資料公開
予定あり
受講スキル
機械学習についての基本的な知識があると望ましい
得られる知見
ディープラーニングの技術を実機上で活用する知見
セッションの内容
ディープラーニングは今や産業用ロボットの分野において、組み込み用途でも活用され始めていますが、まだゲームにおいて実機上で活用したという例を多くは耳にしません。スマートフォンや家庭用ゲーム専用機といった実機上で推論することを本セッションでは”エッジAI”と呼びたいと思いますが、果たしてエッジAIはゲームにはまだ早いのでしょうか?
本セッションでは、そんな皆様の疑問を払拭するのが狙いです。そのために、ディープラーニングのフレームワークやバックエンドの選定、またAOTコンパイラを通じてC++用の静的ライブラリを出力したり、モデルを実機性能に合わせてチューニングするといった実現手法を述べた上で、エッジAIを活用した実機デモをお見せします。具体的には、スマートフォン上で超解像や圧縮ノイズ除去といった画像処理を、動画像に対しリアルタイム(0.01msオーダーの計算時間)で適用し、データサイズを抑えつつ画質を高めるための取り組みについて重点的にお話しします。本セッションを通じて、ディープラーニングがゲーム体験の向上にどう役立てられるか?という点をお伝えできれば幸いです。