錯覚的に触覚体験を生起させるaudio-visualな表現方法と,錯覚体験の個人差を軽減するインタラクションシステム
講演形式
インタラクティブセッション
資料公開
予定あり
受講スキル
VRゲーム開発者.インタフェース開発,研究者.xR(VR, MR, AR, …)コンテンツにおいて触覚体験の提示,プレゼンスや没入感の向上に興味がある方.VR空間における身体性というテーマに興味のある方.
得られる知見
xRコンテンツにおいて触錯覚体験を生起させる視聴覚的な表現のデザイン手法とそのメカニズム.
VR空間における身体操作手法について,触錯覚体験のリアリティや没入感向上のために重要な要因.
セッションの内容
ヘッドマウントディスプレイ (HMD) や立体音響技術の発展が著しい今,そこにリアルな触覚提示が加わればバーチャルリアリティ (VR) の可能性はさらに広がる.しかし ‟リアリティ” のある触覚体験とは何だろうか.
本展示では認知科学の知見に基づいたVR空間での触覚提示手法について,主に次の2つの種類の展示を行う.すなわち, (1) 人間の認知特性である「感覚間相互作用 (クロスモーダルインタラクション) 」を用いて,視聴覚的な表現で触覚体験を生起させる手法のデモ, (2) 錯覚のアプローチが伴う「個人差や違和感」を軽減するためのインタラクションシステムに関するデモ,の2つである.これらの展示を通し,いかにVRで ‟リアリティ” のある触覚体験を提示するかというテーマについて議論を行う.