Google Play のスマホゲームで不正返金、改変、チート等に対するセキュリティーを高めよう


講演形式
レギュラーセッション
講演時間
08月23日(木) 11:20 〜 12:20
資料公開
予定なし
受講スキル

Google Play の課金 API や Android ゲーム開発についての初歩的な知識

得られる知見

Google Play での返金の不正対策手法。脅威モデリング、誤判定とコストとのバランスの考え方。SafetyNet Attestation、Voided Purchases など Google の最新 API の使い方

セッションの内容

スマホゲームを提供するとき、不正への対策が近年さらに重要になってきています。人気作品であればあるほど、課金や返金の不正、アプリ改変、チート、海賊版など、さまざまなセキュリティ懸念への対策が重要です。

返金については、Google Play の Voided Purchases API による最新の不正対策手法をご紹介します。さらに、多くの課題についての基本的な考え方として、脅威モデリング、誤判定やコストのバランスへの配慮、運用ポリシーのノウハウ、実装に役立つ Google の各種 API (SafetyNet Attestation など) についてもご紹介します。

講演者プロフィール

松内 良介

グーグル合同会社

デベロッパーリレーションズ

デベロッパーアドボケイト

<講演者プロフィール>

日本とアメリカでデスクトップ PC 向けソフトウェア開発、モバイル向け SNS/ユーザー投稿サービスの開発を経て、2011 年より Google 東京オフィス勤務。主に日本・韓国地域の企業 (アプリ、ゲーム、Web サイトなどを通じたコンテンツ/サービス提供事業者) とのパートナーシップ活動の一環として、アプリやゲーム、Web サイトの開発を通じて成功していただくための技術支援、技術コンサルティングに取り組み、同時に Google 社内では Google の開発者向け製品や API の改善に努めています。

<受講者へのメッセージ>

人気タイトルであればあるほど、不正対策も重要になってきています。返金を含む不正への対策について、Google が最近提供している API や活用事例をご紹介したいと思います。
ロドリゲス オスカル

グーグル合同会社

デベロッパーリレーションズ

デベロッパーアドボケイト

<講演者プロフィール>

2010 年から 2015 年まで、日本の大手ゲーム企業で、コンソール、Web 、モバイル ゲーム 11 作にプログラマーとして貢献しました。
2016 年から Google でデベロッパー アドボケイトとして、日本のゲーム企業が世界一のゲームを作れるように、技術の支援をしております。
私の専門分野はネットワーク プログラミング、チート対策、不正対策などです。グラフィック、サウンドプログラミングも楽しく取り組んでいます。

<受講者へのメッセージ>

不正対策はユーザー体験と強く結びついています。ゲーム開発の最初から不正対策を丁寧に設計しましょう!