真のリアリティを実現するクロノスのオープンスタンダードAPI: WebGL, glTFを中心に主要API最新情報ご紹介
講演形式
レギュラーセッション
講演時間
08月24日(金) 17:50 〜 18:50
資料公開
予定あり
受講スキル

OpenGL/OpenGL ES/VulkanやDirect3Dといった3D APIに詳しく、3Dグラフィックス・プログラミングの経験や、3Dグラフィックス・プロジェクトのマネジメント経験を有する方。

得られる知見

1. 「WebGL」、「glTF」の基本が理解できる。

2.WebGL, glTF導入の恩恵、他社の活用事例について知ることができる。

3. クロノスの主要APIの中から、VulkanならびにOpenXRの最新情報を知ることができる。

セッションの内容

本セッションでは、クロノス・グループ代表が、ゲーム業界で注目を集めているブラウザ・プラグインなしでWebページにハードウェア・アクセラレート3Dグラフィックスを表示可能とする「WebGL」、WebGLやOpenGLといった他のAPIを使用したアプリケーションによるランタイム処理を最小限にする、相互利用可能なアセット送信フォーマット「glTF」の最新情報を解説します。このほかに、クロノスの主要APIである「Vulkan」ならびにVR並びにARアプリケーション及びデバイス向けの最新API「OpenXR」をどこよりも詳しくご紹介します。

講演者プロフィール

ニール・トレベット

The Khronos Group

President

<講演者プロフィール>

ニール・トレベットは2001年のクロノス・グループ設立時から現在まで代表を務めているほか、NVIDIA社モバイル・エコシステム担当バイス・プレジデントとしての重責も担っています。
NVIDIA社入社以前、トレベットは3DLabs社でシニア・バイス・プレジデント、それ以前はbenchMark Technologies社でグラフィックス・システム開発責任者を務めていました。
クロノス・グループへの参画以前は、Web3Dコンソーシアムの代表も務めていました。トレベットは、英バーミンガム大学から電子工学及びコンピュータ・サイエンスの学士号を取得しています。

<受講者へのメッセージ>

クロノス・グループが仕様策定を行っているWebGLは、Web上でインタラクティブに高性能グラフィックス・コンテンツを表示するためのユビキタスなメカニズムであり、物理ベースレンダリング(PBR)マテリアルを含む最新のglTF 2.0は、高性能3Dモデルをトランスミットするための、ランタイム・フォーマット選択肢として急速に普及しています。
本セッションでは、GDCやSIGGRAPHでの発表を踏まえて、WebGL API並びにglTFファイルフォーマットをはじめ、クロノスの主要APIであるVulkan、OpenXRの最新情報をご紹介します。
また、クロノス会員企業であるディジタルメディアプロフェッショナルが、Vulkanの技術解説を行なう予定です。どうぞご期待ください。
大渕栄作

株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル

開発統括部

常務取締役開発統括部長

<講演者プロフィール>

大学院卒業後、大手半導体ベンダに入社し、携帯電話向けのアプリケーションプロセッサ・画像処理技術開発に従事。
2005年(株)ディジタルメディアプロフェッショナル入社後、3Dグラフィクスハードウェア開発に参画し、GPU/AI IPコアシリーズやSoC製品を開発。
また、Khronosグループにて、各ワーキンググループへの参加と共にOpenVGワーキンググループ議長としても活動。

<受講者へのメッセージ>

クロノス代表のニール・トレベットのプレゼンテーションを補足する形で、クロノスグループAPIの最新動向についてご紹介いたします。

共同研究・開発者

The Khronos Group Vulkan Working Group, OpenXR Working Group, WebGL Working Group, and glTF Working Group.