HapBelt: ベルト巻取り機構を用いた広帯域振動及び力覚提示装置
講演形式
インタラクティブセッション
資料公開
予定あり
受講スキル

触覚・HCIへの興味

得られる知見

ベルト巻取り機構を用いた振動・力覚提示装置をスマートフォンアプリと連携させた体験

セッションの内容

VR,モバイルデバイス,やナビゲーションへの応用を目的として、我々は「コンパクトさ」、「低エネルギー消費」、「高忠実な振動と力覚の同時提示」、「身体各所への拡張可能性」を備えた触覚提示手法として、DCモータで軽量なベルトを介して皮膚を駆動する触覚ディスプレイを提案する。2つのDCモータにAC信号を印加することによりベルトを振動させ、ベルトに接触している皮膚に直接振動提示を行う。またモータにDC信号を印加し、ベルトの巻取りによって皮膚変形を発生させることで力覚提示を行う。これらを組み合わせることで振動と力覚を同時に提示することが可能となる。本デバイスはシンプルな構造で大面積への提示が可能なため、様々な部位への応用が考えられる。本セッションではスマートフォン、手首、頭部のためのデバイスとその応用例を示す。

講演者プロフィール

中村 拓人

電気通信大学

<講演者プロフィール>

2014年電気通信大学総合情報学科卒業。2016年電気通信大学大学院総合情報学専攻博士前期課程修了。同年より同大学院情報学専攻博士後期課程に在籍、 日本学術振興会特別研究員(DC1)、現在に至る。触覚ディスプレイに関する研究に従事。

<受講者へのメッセージ>

今回発表するプロジェクトは以下のHPに詳細を掲載しています。セッションと合わせて御覧ください。
http://kaji-lab.jp/ja/index.php?hapbelt
Vibol Yem

首都大学東京

システムデザイン学部

助教

<講演者プロフィール>

ユーザインタフェース,バーチャルリアリティー,触覚ディスプレイの研究・開発を行っています.

<受講者へのメッセージ>

ベルト巻取り機構で頭,手首または指に様々触覚を提示するものです.体験してみませんか?
梶本 裕之

電気通信大学

大学院情報学専攻

教授

<講演者プロフィール>

1998 年 3 月東京大学工学部計数工学科卒業.2001年4月日本学術振興会特別研究員(DC1).2003 年 3 月同大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻博士課程退学,博士(情報理工学).2003年4月東京大学助手.2006年9月電気通信大学助教授.2007年4月同准教授. 2018年4月同教授. 触覚ディスプレイ,触覚センサ,バーチャルリアリティシステムなどの研究開発に従事.日本バーチャルリアリティ学会,日本ロボット学会,計測自動制御学会各会員.

<受講者へのメッセージ>

モバイルデバイス用の触覚提示のデモです.百見は一触にしかずというわけでぜひお越し下さい.

共同研究・開発者

村田華蓮(電気通信大学)